自分のメインマシンとしてMacを使い始めて1年弱です。Windowsから移行するに当たって,普段使っているアプリケーションが使えるかどうかが一番の悩みでした。こんなこともあろうかと,数年前からできるだけWinとMacの両方で使える環境に移行してきました。とりあえずブラウザはFirefox,エディターはEmacs互換のもの,OfficeはOOoと行った具合です。
で,昨年末にMacにしたわけですが,いくつかの環境はWindowsのままなのでVMwareFusionを買うことで解決しました。実はその前にMac mini でTigerの時にwineを試していたのですが,結果から言うと不安定で使い物にならなかったのです。そんなわけでwineは諦めていたのですが,最近便利なSoftwareが出たので再度挑戦してみました。http://mikuinstaller.sourceforge.jp/
そもそもwineはWindowsのAPIをエミュレートしてXウィンドウでWindowsアプリケーションを動かすという環境です。まともに動かすには大変知識がいったような気がします。(まぁ,それで断念したんですけど。)
今回みつけたMikuInstallerはそれをえらく簡単にやってしまえます。MacのX環境であるXQuartzをインストールして,MikuInstallerをインストールして,使いたいWindowsのアプリケーション(exe)をドラッグアンドドロップするだけです。
インストールするアプリケーションは,そのインストール先であるパス,c:?Program Files?などは無いので,適宜/Applications/wine/hogehogeといった具合に変更する必要がありますが,それ以外は何もする必要がありません。
すべてのアプリケーションが動作するわけではありませんが,昔に比べれば失敗するにしても多大な時間を使わないので心が折れにくいです。便利になったものです。
ちなみにこのMikuInstallerは作者がVocaloidの初音ミクをインストールするために作ったそうです。