iTunesでAirMacを通して外部スピーカーを鳴らすときのプロトコル

 Appleの無線LANアクセスポイントであるAirMacには,無線以外にもちろん有線LANがありますが,他にUSBや音声出力(ミニステレオか光)があります。音声出力はアンプに繋いだり,アンプ内蔵スピーカーを接続して直接音を鳴らすことができます。何のためにこんな端子がついているかというと,iTunesの出力をPCローカルに接続しているスピーカー以外にAirMacを出力できるように作られています。

 この機能を使うとPCのある部屋とは別の部屋にAirMacを設置してiTunesのなかの曲を流したり,アンプを通して大きな音で鳴らしたりできるようになります。

 この機能はもちろんWindows版のiTunesでも使えますが,Appleのネットワーク機能であるBonjourを使っているので,ファイアウォールなどの設定が必要な場合があります。
 Bonjourではマルチキャストを使ってAppleの製品を探しているようで,具体的には udp/5353 をつかっているようです。このプロトコルはApple独自のようで,Multicast DNS という名前がつけられています。
 ブロードバンドルータなどでインターネットとの間にファイアウォール(NAT)があればPCのファイアウォールはなくてもさほど問題にはならないですが,最近はPCにもパーソナルファイアウォール(WindowsではWindowsファイアウォールという名前)を入れるのが定石なようなので,このポートだけファイアウォールに穴をあけるのがいいかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください