ロンドン旅行記 ★ シティ・オブ・ウエストミンスター(21)

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参考文献

21. コヴェント・ガーデン (Covent Garden, 2008-05-23)

 コヴェント・ガーデンは,ウエストミンスターにある修道院(convent)の菜園が,かつてここにあったことが名前の由来。菜園は,16世紀の修道院領地没収のときに初代ベドフォード伯ラッセルの所有となり,その後,4代目ベドフォード伯によって新しい街作りが行われた。街作りを依頼されたのは,ホワイトホールのバンケティング・ハウスを設計したことで知られるイニゴー・ジョーンズ(1573-1652)。

 イニゴー・ジョーンズは,1635年,イタリア北部のリヴォルノ広場を参考にロンドン最初の四角い広場を完成させ,1661年になると,5代目ベドフォード伯がここに花と青果の市場を開いた。

 この「花と青果の市場」は,やがてコヴェント・ガーデンを語るに欠かせない材料となる。
 1956年にブロードウェイで初演され,その後映画化され,オードリー・ヘップバーンがヒロインを演じた『My Fair Lady』で,花売り娘イライザがヒギンズ教授と出会った場所が,まさにここ,コヴェント・ガーデンだったのだ。

 その市場は1974年にサウスバンクの Vauxhall(ヴォクソール)駅近くへ移動し無くなってしまったが,跡地はショッピングセンターとなり,多くの人が集まり賑わっている。

 ・ホワイト・ホール


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Covent Garden (1)

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Covent Garden Station  /FinePix S2 Pro Covent Garden Station  /FinePix S2 Pro Covent Garden Station  /FinePix S2 Pro
Covent Garden /Lumix FX33 Covent Garden /Lumix FX33 Covent Garden /FinePix S2 Pro
Covent Garden /D200 Covent Garden /FinePix S2 Pro Covent Garden /D200

 キュー・ガーデンズから帰ってホテルで一旦荷物を置いた私たちは,再びマーブル・アーチから地下鉄セントラル・ラインに乗って出発した。今度はホルボーン(Holborn)でピカデリー・ラインに乗り換える。そうすると一駅目がコヴェント・ガーデン駅だ。

 駅からショッピングセンターの方へ歩いていくと,パフォーマンスをしている人が立っていたり,オープンカフェが並んでいたり。昨日歩いたオックスフォード・ストリートと比べると,地元の人が日常的に楽しむ庶民的な場所という雰囲気で,かなり賑わっている。


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Covent Garden (2)

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Covent Garden /FX33 Covent Garden /D200 Covent Garden /LUMIX FX33
Covent Garden /LUMIX FX33 Covent Garden /D200 Covent Garden /D200
Covent Garden /S2 Pro Covent Garden /LUMIX FX33 Covent Garden /Nikon D200

 しかし,私たちの目的地は賑わうショッピングセンターではなく,ロンドン交通博物館(London's Transport Museum)の売店だった。

 ロンドン交通博物館は1980年に開館し,2007年に新装オープンしたばかり。世界に先駆けて張り巡らされたロンドンの交通機関を紹介する充実した博物館だが,個性的な土産物が揃う売店は博物館を見学せずとも自由に出入りできるとのこと。
 博物館を見ている時間はとれそうにないが,地下鉄グッズなどを少々手に入れようと思ったのだった。


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London's Transport Museum

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London transport museum /Nikon D200 London transport museum /S2 Pro Henrietta St. /Nikon D200
In front of London transport museum /Nikon D200 In front of London transport museum /S2 Pro Inside of London transport museum /LUMIX FX33

 ミュージアム・ショップの充実ぶりは実に壮観たるものだった。キーホルダなど観光地に欠かせないアイテムは勿論,子供が喜びそうな玩具や文房具,バッグなどの小物,カード類,それから本や地図。地下鉄路線1本1本に歴史を語る本が出ているのだからすごい。
 本はどれもこれも誠に興味深かったが,買って帰っても本棚の肥やしになるだけだろう。残念ながら本はは見るだけにとどめ,小さなお土産物を幾つか選んで購入した。


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Souvenirs from London's Transport Museum

Panasonic LUMIX DMC-FX33
Keyrngs from London transport museum /FX33 Tea from London transport museum /FX33 Book mark from London transport museum /FX33
Badges and a magnet from London transport museum /FX33 Map book from London transport museum /FX33 Plastic bag of London transport museum /FX33

 キーホルダーや1個£3.99(約840円)で,紅茶缶3個セットと同じ値段。キーホルダーは日本の感覚だとえらく高く感じるが,紅茶はまぁそんなもの?
 紅茶は後ろに英語と日本語とフランス語で銘柄の説明があり,伝統的ブレンドティーのイングリッシュ・ブレックファースト(English Breakfast)と芳香に飛んだブレンドティーであるロンドン・ティー(London Tea)であると記されていた。

 地下鉄路線図の栞は交通博物館らしい秀逸な土産物ではないだろうか。全線揃っていそうだったが,滞在中最寄りのラインとなったセントラル・ラインと,キューガーデンズへ行くのに使ったディストリクト・ラインを選んだ。レトロな絵柄のロンドンバスは人に渡すお土産によさそうだったので購入。
 栞はプラスティック製?で,裏がマグネットになっていて本のページを挟むタイプ。日本では見掛けない形式だが,分厚いことが難点,落として失う心配がないところが意外に使いよい製品だった。

 あとは,特に意味もなく缶バッジにマグネット,そしてロンドンの地図。
 清算をすると,地下鉄のマーク入りの可愛らしいプラスティック・バッグに入れてくれた。


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London's Transport Museum

Nikon D200
Fujifilm FinePix S2 Pro
London transport museum /Nikon D200 London transport museum /S2 Pro London transport museum /Nikon D200

 たっぷり一時間,本を見たり買い物をしたりして過ごし,ようやくロンドン交通博物館を出た時には既に17時半になっていた。


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外部リンク
 ・コヴェント・ガーデン - Wikipedia
 ・Home | London Transport Museum(ロンドン交通博物館)


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