☆10月の星空

※当ページの転載・複製は,一切お断り致します。。
(C) 2004 Yukiko Tsuchiyama and Ryosuke Naito. All rights reserved.。
(Produced by Mira House.)


2005年10月の星空情報

 まずは,8日に極大を迎える,ふんわり優雅に流れるのジャコビニ流星群に注目しましょう。母彗星のジャコビニ・ジンナー彗星が7月に回帰し近日点を通過したばかりですから,大出現となった1985年や1998年の再来も考えられます。
 夕方の北西の空高くに懸かるりゅう座 の頭付近が放射点。宵の早い時間帯から注意してみましょう。

 17日の部分月食は,日本各地で最初から最後まで見られますが,食分 0.068の,ごく浅い月食です。

半影食 始部分食 始食最大部分食 終半影食 終
18時51.5分20時34.0分21時3.3分21時32.5分23時15.2分

 30日,約2年ぶりに接近する火星は -2.3等の明るさで,寂しい秋の夜空に高々と,一際明るく輝いています。
 2003年の大接近には少し劣るものの,準大接近とも呼ばれる条件のよい接近です。見かけは2003年の85%ほどの視直径になりますが,十分に見応えのある接近です。機会がある方はぜひ望遠鏡を覗いてみてください。次回,2007年の接近時には,火星はもっと遠くへ離れ,小さくなってしまいます。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 インディアン座(☆) ・ こうま座はちぶんぎ座(☆) ・ やぎ座
 【中旬】 ケフェウス座
 【下旬】 つる座 ・ とかげ座 ・ ペガスス座 ・ みずがめ座 ・ みなみのうお座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M27 (あれい状星雲,こぎつね座), M57 (環状星雲,こと座), NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散光星雲】 NGC7000 (北アメリカ星雲,はくちょう座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座), M56 (こと座)


惑星用語の説明

天文現象
1
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:01時40分
3新月のイメージ新月:19時28分
金環日食(ヨーロッパ・アフリカ方面)
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:22時29分
4
アルゴル型食変光星てんびん座 δが極小光度:18時56分
6
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時18分
8
寒露:13時33分。太陽の黄経が 195度になる。
ジャコビニ流星群の極大:17時(好条件)
11上弦の月のイメージ上弦:04時01分
アルゴル型食変光星てんびん座 δが極小光度:18時31分
14
月が最近:23時(視直径32分38秒)
15
十三夜
17満月のイメージ満月:21時14分
部分月食(始:20時34分,最大:21時3分,終:21時32分)
18
アルゴル型食変光星てんびん座 δが極小光度:18時05分
20
秋の土用の入り:16時19分。太陽の黄経が 207度になる。
21
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:03時21分
オリオン座 流星群が極大:10時
23
木星が
霜降:16時42分。太陽の黄経が 210度になる。
24
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:00時10分
25下弦の月のイメージ下弦:10時17分
26
月が最遠:19時(視直径29分33秒)
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:20時59分
30
火星が最接近(6942万km,視直径20秒16)

Home   【星空入門】   【星空情報