十月半ばの夜9時頃。
夏の大三角は西に傾き,北の空高くカシオペヤ座。
天頂付近には明るさの揃った4つの星が,カシオペヤ座がすっぽり収まるくらいの四角形を描き,これが秋の夜空の案内役“ペガススの四辺形”。
4個の星のうち3個はペガスス座で,北東角の1個がアンドロメダ座の星だ。
ペガススの四辺形を使った次の3つの方法を覚えておこう。
代表的な秋の星座である,カシオペヤ座・ケフェウス座・アンドロメダ座・ペガスス座・ペルセウス座・くじら座は,古代エチオピア王家をめぐる有名なギリシア神話にちなむ。
カシオペヤ座からペルセウス座にかけて淡い秋の天の川。このあたりは比較的星が多い。
ペガススの四辺形の東に連なるアンドロメダ座には,有名なアンドロメダ座大星雲(M31)。
暗い空の下なら肉眼でもはっきりと星雲の姿を認めることができる。肉眼で見える一番遠い光なので,機会があったらぜひ探してみよう。
戀星空入門トップ
(c)Mira House