☆11月の星空

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2005年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,晴れの日が多く,本格的寒さはまだということで,星を見るにはよい季節です。今年は2日が新月ですから,月初めが星空観望に適しており,先月に最接近を,今月7日にを迎える火星が見頃です。風のない大気が安定した日を狙って望遠鏡を向けてみましょう。

 また,上旬の宵の空では,4日にそろって水星と金星が東方最大離角を迎えます。水星は,4日17時20分で高度3.8度(東京)と低くて捜すのは困難ですが,4日の夕刻は月齢3.3の細い月が金星の近くに懸かって,美しいランデブーを楽しむことができるでしょう。

 しし座 流星群は,母彗星のテンペル・タットル彗星の近日点通過から7年が経ち,更に今年は月も大きく条件がよくありません。ただし,明るい痕を残す火球が出現する可能性もありますので,要注意です。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座 ・ うお座 ・ ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33(さんかく座), M77(くじら座)


惑星用語の説明

天文現象
2新月のイメージ新月:10時25分
4
水星が東方最大離角:01時 (-0.0等,離角23度31分,視直径6秒6)
金星が東方最大離角:01時 (-4.4等,離角47度06分,視直径25秒1)
5
おうし座 南北流星群極大の頃
6
小惑星(165)ローレライによる恒星食:22時59分(減光2.6等,39.4秒継続,東北・北陸地方)
7
立冬:16時42分。太陽の黄経が 225度になる。
火星が:19時(-2.3等,おひつじ座,視直径20秒0)
8
土星が西矩:21時
9上弦の月のイメージ上弦:10時57分
やぎ座 κ(4.7等)の星食(潜入):20時06分
10
月が最近:09時(視直径32分18秒)
12
海王星が東矩:13時
13
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:01時52分
15
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:22時41分
16満月のイメージ満月:09時58分
17
しし座 流星群の極大:23時(好条件)
18
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時30分
22
小雪:14時15分。太陽の黄経が 240度になる。
23
月が最遠:15時(視直径29分33秒)
24下弦の月のイメージ下弦:07時11分
25
水星が内合:02時

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