☆8月の星空

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2006年8月の星空情報

 夏休みで星を見る機会が多くなる8月は,1日〜7日までスター・ウィークで,各地で星を見るイベントが開かれます。地域の情報などに注意しましょう。(スター・ウィークのホームページ

 海王星がを迎え,観望好期となります。海王星を捜すのは初心者には難しいですが,小望遠鏡で拡大すると,小さな小さな円盤状に見ることができます。
 7日の水星西方最大離角は,午前4時半の東京での高度が12度くらい。すぐ近くに金星もあって,かなり探しやすい条件です。

 月末には,水星と金星,土星,そして細い月が明け方の空に集合し,連日位置関係を変えて楽しませてくれます(21日の明け方)。

 毎年お盆休みの頃に極大が訪れるペルセウス座 流星群は,残念ながらほぼ一晩中明るい月明かりに照らされて,今年は条件最悪です。観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。


南中する星座 (夏の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 へびつかい座ヘルクレス座りゅう座 ・ さいだん座(☆)
 【中旬】 へび座(尾部)
 【下旬】 こと座たて座みなみのかんむり座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M57 (環状星雲,こと座), M27 (あれい状星雲,こぎつね座)
 【散光星雲】 M8 (干潟星雲,いて座), M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座), M20 (三裂星雲,いて座), 他,天の川に多数
 【散開星団】 M21・M23・M24・M25 (いて座), M6・M7 (さそり座), 他,天の川に多数
 【球状星団】 M4・M80 (さそり座), M10・M12 (へびつかい座), M13・M92 (ヘルクレス座), M56 (こと座)
 【銀河(系外星雲)】 M51 (子もち星雲,りょうけん座), M101 (おおぐま座)


惑星用語の説明

天文現象
1
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:0時15分
2上弦の月のイメージ上弦:17時46分
4
小惑星(6)ヘーベが(みずがめ座,+7.9等)
5
ミラ型変光星 はくちょう座 χ(周期408日,変光範囲3.3〜14.2等)が極大光度
7
水星が西方最大離角:10時(+0.0等,離角19度11分,視直径7秒4)
8
立秋:0時41分。太陽の黄経が 135度になる。立秋以降は残暑見舞い。
9満月のイメージ満月:19時54分
11
月が最近:3時(視直径33分13秒)
海王星が:16時(+7.8等,やぎ座,視直径2秒3)
13
ペルセウス座流星群が極大:02時(悪条件)
16下弦の月のイメージ下弦:10時51分
おうし座 ηの星食(2.9等,出現:札幌)
17
小惑星(1)ケレスが(みなみのうお座,+7.6等)
20
はくちょう座 流星群が極大
21
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:1時55分
水星が土星の北0度31分:8時
23
処暑:15時23分。太陽の黄経が 150度になる。
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:22時43分
24新月のイメージ新月:4時10分
26
月が最遠:10時(視直径29分25秒)
27
金星が土星の北0度04分:8時
31
水星が外合:21時

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