雨恋

煙のような雨粒に
いま静かに同化しよう

こころもからだも
ただ一輪の紫陽花に

始まりは雨の季節
最期も雨に帰ってゆこう

雨恋

雨よわたしを洗い流して。どこか遠く。遠くまで。