棘の君

 容赦なく残酷だった
 だけどそんな君から目が離せなかったんだ

 どうしようもなく真剣で
 たまらなく不器用で
 湧き水のように澄んでいて
 一点の悪意もない残酷さだったから

 今ごろ君はどうしているだろう
 変わることもできず泣いていないか
 自分の残酷さに傷ついていないか

透明な碧