夕暮れ時の公園で

   噴水のほとりにはたくさんの人。
   思い思いの夕暮れ時が交差する。
   最後の光が飛沫の中で名残を惜しむ。

   迫りくる闇色に暖かさと寂しさと。

   わたしは白くただ白く。
   心も身体も純白になろうと空を仰ぐ。
   噴水の中の石像になろうと水面に願う。

   去りゆく光に哀しみと儚さと。

夕闇の水面

夕暮れ時の公園で、わたしは飛沫を浴びて石像になろう。