ハーフィンダール・ハーシュマン指数

ハーフィンダール・ハーシュマン指数(HHI:Herfindahl-Hirschman Index)という聞き慣れない指標を聞いた。HHIはある市場での独占状態を示す指標で,値が大きいほどより独占が進んでいるという状態を示している。
算出方法は,市場の各事業者の占有率(%)の2乗の総和です。
例えば,A社が100%のシェアを持っている完全独占状態なら100^2=10000でHHIは10000ということになります。
A社とB社がそれぞれ50%のシェアを持っているなら,50^2+50^2=5000です。たしかに下がりました。
さらに,4社が25%づつのシェアなら,さらに独占は崩れているわけで,25^2+25^2+25^2+25^2=2500になります。
同じ4社でも70:10:10:10のシェアなら5200です。ほぼ2社で50%づつのシェアと同じくらいです。これは感覚的には微妙に違うような気がします。

公正取引委員会ではこの指標を企業合併の制限として扱っているようです。
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/07.march/07032801.html

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