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Mac OSX のインターフェースに複数のアドレスを割り当てる方法

OSXで複数のIPv6アドレスを割り当てたい

自宅のネットワークがIPoEによりIPv6ネイティブ接続になったので、クライアントであるMacにIPv6のアドレスを割り当てようとしました。今回割り当てようとしているIPv6アドレスは、機器に勝手に割り当てられるリンクローカルアドレス(fe80::/64)と、IPoEのRAでふってくるGUA(Global Unicast Address:今回は2409:252::/64)と、いわゆるプライベートアドレス的なULA(Unique Local Address:fd00::/48)の3つです。

リンクローカルアドレスは問答無用で割り当てられるので無視ですが、残りの2つは設定のネットワークを見てもどちらか一方しか割り当てられないように見えます。TCP/IPの設定のIPv6の設定は自動化か、手入力か、リンクローカルのみの三択です。自動はGUAの割当のことです。

さらにULAを割り当てたい場合は、左のペインで「+」を押して、インターフェースを増やします。今回の場合はWi-Fi 2という名前です。

この新しくできたインターフェースのTCP/IPの設定でIPv6の手入力を選択し、ULAを入力します。IPv4の設定や、DNSの設定は全て空白のままでいいです。

/sbin/ifconfigで見ると、IPv6のアドレスが追加されていました。

Mac OSX High Sierra にすると謎のパージ可能領域が消せない件

重い腰を上げてHigh Sierraにアップデート

Mac OSX のメジャーバージョンアップはいつも少し憂鬱。バージョンアップで動かなくなるソフトが出るのは承知のとおりだが、私の使っている大半のソフトはリリースまでに対応済みのことが多い。

問題は仮想化のVMware Fusionである。OSのバージョンアップのたびにVMwareのバージョンも上がり、毎回安くはないアップデート費用を取られる。それほど頻繁にVMwareを使うわけではないので、バージョンアップには乗り気になれない。そんなわけでVMware FusionからVirtualBoxに乗り換えたのだが、それはまた別の話。

ハードディスクのパージ可能領域

High Sierraにアップデートをした直後からハードディスクがみるみる減っていく。不要ファイルを消したり再起動しても一向に空き領域は増えず、むしろ時間とともに減っていく。いくらなんでもおかしいと思い調べたところ、パージ可能領域というのが圧迫しており、これがTime Machineと関係していることが判明した。このパージ可能領域を簡単に削除する方法が簡単ではなかった。

Time MachineはMacのバックアップソリューションだが、ノートパソコンなどではたまに外付けハードディスクをつけてバックアップすることが多いと思う。そんな運用が多いのはお見通しなのか、High Sierraからは外付けハードディスクがない間は内蔵ディスクにローカルスナップショットを保存取得しておく設定がデフォルトになった。これがパージ可能領域の正体だった。

ローカルスナップショットの確認と削除方法

まずはローカルスナップショットの確認

$ tmutil listlocalsnapshots /
com.apple.TimeMachine.2017-11-18-104524
com.apple.TimeMachine.2017-11-18-123140
com.apple.TimeMachine.2017-11-18-183524

ここでは3つのスナップショットが見つかった。削除方法は以下の通り。

$ tmutil deletelocalsnapshots 2017-11-18-104524
Deleted local snapshot '2017-11-18-104524'

これでパージ領域がなくなったはずだ。

ローカルスナップショットの停止方法

残念ながら、停止方法はわからなかった。Time Machineそのものを止めてしまえば、これ以上スナップショットが増えない。もしくは空き領域が極端に少なくなると自動的に削除されるそうだが、こちらは検証していない。