ロンドン旅行記 ★ シティ・オブ・ウエストミンスター(19)

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参考文献

19. メリルボーン (Marylebone, 2008-05-22,23,25)

 南はオックスフォード・ストリート,北はリージェンツ・パークの南端を走るメリルボーン・ロード,この辺りはメリルボーンと呼ばれ,私たちが宿泊していたモントカームはこの地域の南西に位置していた。
 繁華街の中心部を縦断するリージェント・ストリートからポートランド・プレイス,そしてリージェンツ・パーク(当初はメリルボーン・パークという名だった)までの一帯は19世紀初頭に建築好きのジョージ4世の命により建築家ジョン・ナッシュが整備したもので,リージェンツ・パークだけが今もそのロンドン唯一の壮大な都市計画の名残を残しているという。

 リージェンツ・パークの南には観光客に人気のマダム・タッソー蝋人形館やシャーロック・ホームズ博物館があり,リージェンツ・パークの北端にはロンドン動物園がある。
 運河や野外劇場が施されたリージェンツ・パークは,五月,バラが咲き乱れる最も美しい季節を迎えると聞いていたが,すぐ近くに宿泊しながら訪れる時間を作ることはできなかった。

 私たちがカメラに残せたメリルボーンは,ホテル・モントカームとオックスフォード・ストリートのマークス&スペンサーとを行き来する時に通ったメリルボーン警察署からポートマン・スクエアの周辺のみである。


 ※メリルボーンの風景
  3. マーブルアーチ 〜 モントカーム (Great Cumberland Place)
  4.モントカーム ホテル ニッコー ロンドン (The Montcalm Hotel Nikko London)

 ※マークス&スペンサー  5. 「Whistlestop Food & Wine」と「Marks & Spencer」


Seymour Street (2008-05-22)

 観光初日の5月22日,ヴィクトリアからバッキンガム宮殿,ウエストミンスターにグリニッジというハードスケジュールをこなし,さらにピカデリーからオックスフォード・ストリートのマークス&スペンサーまで歩いて食料品の調達を済ませた私たちは,疲れ切った脚でホテルへ向かっていた。
 既に体力を使い果たし,立ち止まってカメラを構える気力すら残っていなかった私に撮ることができた風景は下の6枚のみだった。

 こんもりと木が生い茂る公園は,マークス&スペンサーから北へ100mほど歩いたところにあるポートマン・スクエアという,四隅を道に取り囲まれた四角い公園である。宿泊先をモントカームに決めた時から地図で見つけて気になっていた公園なのだが,足を踏み入れる気力もなく,ただ,地図で見た公園が目の前にあるという感動だけでシャッターを押した。既に薄暗い上に,歩きながら撮っているので構図もお座なりなぶれぶれ写真になってしまった。

 ポートマン・スクエアから西へのびる道がシーモア・ストリート(Seymour Street)で,この道をまっすぐ進んで最初にぶつかる大きな道路が,私たちのホテルが位置するグレート・カンバーランド・プレイス(Great Cumberland Place)である。
 道を挟んでポートマン・スクエアの隣にハイアット・リージェンシーがあり,ハイアット・リージェンシーの向かいがメリルボーン警察署,その先には英国らしい地下室のある集合住宅が続く。


※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。

Seymour Street

Panasonic LUMIX DMC-FX33
Portman Squire  /Lumix FX33 Hyatt Regency London The Churchill /Lumix FX33 Pedestrian way in front of Hyatt Regency /Lumix FX33
Basement  /Lumix FX33 geranium /Lumix FX33 intersection with Great Cumberland Place /Lumix FX33

 五つ星のハイアット・リージェンシーが位置することからも分かるように,閑静で落ち着いた通りである。集合住宅の窓辺にはアイビーゼラニウムが飾られ,美しく手入れされていた。


Seymour Street (2008-05-23)

 観光2日目のこの日も,初日に劣らぬハードな観光を済ませ,やはり最後にマークス&スペンサーで買い物をし,同じ道筋を通って帰路を急いでいた。
 道路に斜めの線が引かれたスクランブル交差点は,ポートマン・スクエアと(ウィッグモア・ストリート(Wigmore St.)が交わる場所で,この日はここからポートマン・スクエアの南側を歩いてシーモア・ストリートへ向かった。


※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。

Around Portman Square

Panasonic LUMIX DMC-FX33
Nikon D200
Intersection of Portman Square and Wigmore Street /Lumix FX33 Portman Square /Nikon D200 New Quebec St. /Lumix FX33
路上コイン駐車 /Lumix FX33

 滞在中何度も前を通って気になったのが,上の写真で赤い看板が出ている「Bombay Spice INDIAN Cuisine」で,この店は,ニュー・ケベック・ストリート(New Quebec St.)に面している。ニュー・ケベック・ストリートは細い裏通りだが,お洒落な雰囲気の道だった。
 食事がまずいことで有名なロンドンだがインド料理は美味しいそうで,この店に入る機会がなかったことは少々残念だったかも。


 シーモア・ストリートは路駐だらけだが,別に無法地帯というわけではなく,コイン・パーキングになっているらしかった。歩道にパーキングチケットの販売機があり,どの車もフロントにきちんとチケットを提示して駐車している。
 チケット販売機の上にペットボトルが乗っているが,このペットボトルはキャップの先から飲めるようになった,日本では見掛けないタイプ。イギリスではこういうボトルを持って飲みながら歩いている人をよく見掛けた。


Bryanston Street (2008-05-25)

 観光最終日の夕方。朝早くから大雨の中をコッツウォルズへ行って帰ってきた私たちだったが,バスツアーだったこともあり,いつもよりは少しばかり痛みの少ない足で,買い物に出かけた。
 最後になるから,今まで通らなかった道から行ってみよう。

 モントカームを出発し,シーモア・ストリートからオールド・ケベック・ストリートを南下すると,比較的大きな教会が建っていた。Church of the Annunciation で, ブライアンストン・ストリート(Bryanston St.)との交差点に位置している。
 この交差点より南のオールド・ケベック・ストリートは歩行者専用になっていて,突き当たりのオックスフォード・ストリートがよく見える。


※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。

Bryanston Street

Panasonic LUMIX DMC-FX33
Church of the Annunciation (Walter Tapper,completed 1911) /Lumix FX33 Intersection Bryanston St. and Old Quebec St. /Lumix FX33 Old Quebec St. /Lumix FX33
Brynston Sterrt /Lumix FX33 Church of the Annunciation /Lumix FX33 Great Camberland Placeの向かい側から見たモントカーム /Lumix FX33

 オックスフォード・ストリートへ出てマークス&スペンサーへ急いだ私たちだったが,日曜日,マークス&スペンサーは18時閉店! 丁度18時になったところで,入り口で「No! No!」と追い返されてしまった。マークス&スペンサーでの最後の買い物を楽しみにしていたので悲しかったが,仕方がない。
 再びブライアン・ストリートの教会前を通り,ブライアン・ストリートとグレート・カンバーランド・プレイスとの交差点にある Whistlestop Food & Wine で食料品の買い物をし,ホテルへと戻った。

 私たちが歩き回ったのはマーブルアーチ駅とポートマン・スクエアに挟まれた狭い地域で,その真ん中にメリルボーン警察署(Marylebone Police Station)があったのだが,この警察署の写真を撮るのだけは忘れてしまった(^^;。


次へ進む マーブル・アーチとハイド・パーク へ進む
次へ進む グリーン・パーク駅 へ進む



外部リンク
 ・London Hotel in England (UK) - Hyatt Regency London - The Churchill (チャーチル・ハイアット・リージェンシー)
 ・ロンドンのホテル:ホテル ハイアット リージェンシー ロンドン ザ チャーチル
 ・.: THE PARISH CHURCH OF THE ANNUNCIATION :.
 ・Marks & Spencer (マークス&スペンサー)


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