☆8月の星空

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2004年8月の星空情報

 夏休みで星を見る機会が多くなる8月は1日から7日までスターウィークで,各地で星を見るイベントが開かれます。地域の情報などに注意しましょう。

 今月は,海王星と天王星が相次いでを迎え,観望好期となります。天王星は小望遠鏡や双眼鏡でもよく見えますので,探してみましょう。海王星も小望遠鏡で小さな小さな円盤状に見ることができます。
 また,金星が18日に西方最大離角を迎えます。条件の良いペルセウス座 流星群を朝まで見ると,明々と輝く明けの明星が観測を締めくくってくれることでしょう

 毎年お盆休みの頃に極大が訪れるペルセウス座 流星群は,今年は条件最良。観測される方は,こちらを参考にしてください。
 なお,ペルセウス座 流星群の極大は,12日06時という予想と12日14時という予想があります。

 20日に極大を迎えるはくちょう座 流星群は,最大時の流星数が1時間に4個程度ですが,時折活動的になる群です。

 8月は満月が2回あるので,30日は久しぶりのブルームーンとなります。日本では8月30日が2回目の満月=ブルームーンですが,世界時では日本で8月1日03時05分に起こる満月が7月2回目の満月となりブルームーンです。


南中する星座 (夏の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 へびつかい座 ・ ヘルクレス座 ・ りゅう座 ・ さいだん座(☆)
 【中旬】 へび座(尾部)
 【下旬】 こと座 ・ たて座 ・ みなみのかんむり座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M57 (環状星雲,こと座), M27 (あれい状星雲,こぎつね座)
 【散光星雲】 M8 (干潟星雲,いて座), M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座), M20 (三裂星雲,いて座), 他,天の川に多数
 【散開星団】 M21・M23・M24・M25 (いて座), M6・M7 (さそり座), 他,天の川に多数
 【球状星団】 M4・M80 (さそり座), M10・M12 (へびつかい座), M13・M92 (ヘルクレス座), M56 (こと座)
 【銀河(系外星雲)】 M51 (子もち星雲,りょうけん座), M101 (おおぐま座)


 惑星用語の説明はこちら
天文現象
1満月:03時05分
4
みずがめ座ι流星群が極大
6
海王星が:13時(+7.8等,やぎ座,視直径2秒3)
7
立秋:13時20分。太陽の黄経が 135度になる。立秋以降は残暑見舞い。
8下弦:07時01分
11
月が最遠:19時(視直径29分29秒)
12
ペルセウス座流星群が極大:14時(好条件)
16新月:10時24分
18
金星が西方最大離角:04時(-4.3等,離角45度49分,視直径23秒5)
20
はくちょう座 流星群が極大(好条件)
22
旧暦七夕
23処暑:03時53分。太陽の黄経が 150度になる。
水星が内合:08時
上弦:19時12分
27
月が最近:15時(視直径32分44秒)
28
天王星が:11時(+5.7等,みずがめ座,視直径3秒7)
30満月:11時22分


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