☆2月の星空

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2006年2月の星空情報

 先月下旬にを迎えた土星が観測好期です。
 木星と違って土星は小望遠鏡で縞模様を観察するのは難しい天体ですが,小望遠鏡でも環の傾きが年々変化していく様子を観察できます。環は現在少しずつ閉じているところで,スケッチを残しておくと来シーズン眺めたときに変化がよくわかります。

 先月13日に内合を迎えて明けの明星となっていた金星が,17日に最大光度を迎えます。夜明け頃の南東の空では一番輝いている星が金星ですから迷うことなく探せますが,最大光度の金星は,昼間の青空の中でも見ることができます。太陽を見ないように気をつけて,探してみるのも楽しいでしょう。

 24日の水星東方最大離角は,日没直後の18時の東京で10度くらいの高さ。方角はだいたい真西になります。最大離角といっても,水星は高度が低くて見にくいことが多いのですが,まずまず観望しやすい最大離角です。
 それでも双眼鏡などがないと厳しいかもしれませんが,水星を見る機会は少ないですから,よい晴れ間に巡り会えましたら,ぜひ探してみてください。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 うさぎ座オリオン座がか座(☆) ・ テーブルさん座(☆) ・ はと座
 【中旬】 ぎょしゃ座きりん座
 【下旬】 おおいぬ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座), M97 (おおぐま座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82・M101 (おおぐま座), M106 (りょうけん座)


惑星用語の説明

天文現象
2
木星が西矩:05時
3
節分
4
立春:08時27分。太陽の黄経が 315度になる。
5上弦の月上弦:15時29分
6
海王星が:16時
9
アルゴル極小:23時16分
10
火星が東矩:04時
12
アルゴル極小:20時05分
13満月満月:13時44分。
14
月が最遠:10時(視直径29分25秒)
17
金星が最大光度:24時(-4.6等)
19
雨水:4時26分。太陽の黄経が 330度になる。
21下弦の月下弦:16時17分
13
水星が東方最大離隔:14時(-0.3等,離角18度08分,視直径7秒)
28新月月が最近:5時(視直径33分29秒)
新月:09時31分

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