☆2013年8月の星空

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2013年8月の星空情報

 夏休みで星を見る機会が多くなる8月は,1日〜7日までスター・ウィークで,各地で星を見るイベントが開かれます。地域の情報などに注意しましょう。(スター・ウィークのホームページ

 12日に,おとめ座 のスピカ(1.0等)が月齢5.5の月に隠される星食(えんぺい)が起こります。東京では,18:48にスピカは月の暗い部分に潜入,19:25に月の明るい縁から出現します。
 東北地方の秋田県南部と岩手県南部を結ぶ線上では北限界の接食となり,スピカが月の表面の凹凸を通ってゆくところが見られます。接食の線より北では星は隠されず,星食はこの線より南の地域で見られます。

 同じ夜,日付が回った13日午前3時には,毎年お盆休みの頃に見ごろとなるペルセウス座流星群が極大を迎えます。スピカを隠した月は早々に沈んでしまうため,好条件で一晩中観測できますが,ペルセウス座が高くなってくる夜半から明け方にかけて流星が多くなります。
 流れ星を観察するときは,できるだけ空が暗い場所で,寝転がって空全体が見られるようにしましょう。ペルセウス座流星群は,多い年では1時間に60個くらいの流星が期待できます。観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。

 27日にはみずがめ座 で海王星がを迎え,観望好期となります。海王星を捜すのは初心者には難しいですが,小望遠鏡で拡大すると,小さな小さな円盤状に見ることができます。公共の天文台の観望会などへ出かけると,見せてもらえるかもしれません。


南中する星座 (夏の星座夏の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 へびつかい座ヘルクレス座りゅう座 ・ さいだん座(☆)
 【中旬】 へび座(尾部)
 【下旬】 こと座たて座みなみのかんむり座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M57 (環状星雲,こと座), M27 (あれい状星雲,こぎつね座)
 【散光星雲】 M8 (干潟星雲,いて座), M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座), M20 (三裂星雲,いて座), 他,天の川に多数
 【散開星団】 M21・M23・M24・M25 (いて座), M6・M7 (さそり座), 他,天の川に多数
 【球状星団】 M4・M80 (さそり座), M10・M12 (へびつかい座), M13・M92 (ヘルクレス座), M56 (こと座)
 【銀河(系外星雲)】 M51 (子もち星雲,りょうけん座), M101 (おおぐま座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1
小惑星(3)ジュノーが(+9.0等)
3
月が最遠:17時53分(視直径29分26秒)
4
こいぬ座 R(周期338日,変光範囲7.2等-11.6等)が極大光度
おとめ座 R(周期146日,変光範囲6.1等-12.1等)が極大光度
7新月のイメージ新月:6時51分
立秋:17時20分。太陽の黄経が 135度になる。立秋以降は残暑見舞い。
かに座 R(周期362日,変光範囲6.1等-11.8等)が極大光度
12
おとめ座 αスピカ(1.0等)の星食:18時48分
スピカの限界線星食(北限界):19時02分
13
旧七夕
ペルセウス座流星群が極大:3時(条件最良)
14上弦の月のイメージ上弦:19時56分
小惑星(7)イリスが(+7.9等)
16
アルゴル極小:1時35分
18
はくちょう座κ流星群が極大(条件悪)
19
月が最近:10時26分(視直径32分58秒)
21満月満月:10時45分
22
カシオペヤ座RZが極小光度:1時21分
23
処暑:8時2分。太陽の黄経が 150度になる。
24
水星が外合:14時6分
25
こぎつね座 R(周期137日,変光範囲7.0等-14.3等)が極大光度
27
海王星が:17時12分(+7.8等,みずがめ座,視直径2秒4)
28下弦の月のイメージ下弦:18時35分

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