☆2008年11月の星空

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2008年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。
 そんな冬の星座の一番手,おうし座 のプレアデス星団(M45,すばる)の星々が月に隠されていく現象が,14日の明け方,西の空の低い位置で見られます。

 16日,ふたご座 εの星食は,札幌20時17分,東京20時6分,福岡20時9分。

 11月の花形と言えば数年前までしし座 流星群でしたが,母天体のテンペル・タットル彗星の回帰から10年が経過し活動はすっかり下火。しかも今年は月も大きく期待できません。活動期後半になっても流星が流れる可能性がありますから,月明かりの影響が少なくなる20日以降,しし座 が上ってくる夜半から明け方にかけて観察しましょう。痕が残る高速の流れ星が特徴です。


南中する星座 (秋の星座秋の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座うお座ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1
小惑星(4)ベスタがくじら座,+6.4等)
2
月が最遠:14時(視直径29分28秒)
3
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:18時58分
6上弦の月のイメージ上弦:13時3分
7
立冬:10時11分。太陽の黄経が 225度になる。
13満月のイメージ満月:15時17分
14
プレヤデス星団(すばる)の食
おうし座 η(2.9等)の星食:6時28分
月が最近:19時(視直径33分18秒)
16
ふたご座 ε星の星食(3.1等):20時6分
17
しし座 流星群の極大(条件悪):18時
18
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:3時2分
海王星が東矩:17時
20下弦の月のイメージ下弦:6時31分
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:23時51分
22
小雪:7時44分。太陽の黄経が 240度になる。
23
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:20時40分
26
水星が外合:7時
28新月のイメージ新月:1時55分
29
水星が金星の南0度34分を通過:15時
30
月が最遠:2時(視直径29分24秒)

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