☆7月の星空

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2005年7月の星空情報

 前半は梅雨空が続きますが,6日が新月となるため,今年の七夕は,月のない美しい星空の中で,織り姫(こと座 のベガ)と彦星(わし座 のアルタイル)を見ることができるでしょう。ベガは,午後11時頃,ほぼ天頂に輝いています。

 また,9日の水星東方最大離角は,細い月と金星が近くにあり,水星を見つけるチャンスです。西の空が開けたところで,薄明の中,双眼鏡を用いて捜してみましょう。

 夏休みに入った直後は梅雨明けして天気も安定する頃で,キャンプをする機会も多いことと思います。今年は21日が満月で7月後半は月が大きく星を見るのは少し難しくなりますが,暗い山の上なら,それでも明るい星をつないで星座を確認することができます。
 月末にはみずがめ座 δ流星群とやぎ座 流星群が極大を迎え,8月に極大を迎えるペルセウス座流星群も流れ始めます。1年でも最も流星が増える季節なので,流れ星を見たことが無い方は,ぜひ気をつけてみてください。


南中する星座 (夏の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 おおかみ座てんびん座
 【中旬】 かんむり座 ・ こぐま座 ・ じょうぎ座(☆) ・ ふうちょう座(☆) ・ へび座頭部 ・ みなみのさんかく座(☆)
 【下旬】 さそり座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M57 (環状星雲,こと座)
 【散光星雲】 M8 (干潟星雲,いて座), M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座), M20 (三裂星雲,いて座), 他,天の川に多数
 【散開星団】 M21・M23・M24・M25 (いて座), M6・M7 (さそり座), 他,天の川に多数
 【球状星団】 M3 (りょうけん座), M4・M80 (さそり座), M5 (へび座), M10・M12 (へびつかい座), M13・M92 (ヘルクレス座)
 【銀河(系外星雲)】 M51 (子もち星雲,りょうけん座), M101 (おおぐま座)


惑星用語の説明

天文現象
2
半夏生:03時27分。太陽の黄経が 100度になる。
3
21Pジャコビニ・ジンナー彗星が近日点を通過
5
地球が遠日点を通過:14時
6新月のイメージ新月:21時02分
7
七夕
小暑:09時17分。太陽の黄経が 105度になる。
火星が西矩:23時
9
月が最遠:3時(視直径29分25秒)
彗星が東方最大離角:12時(+0.5等,離角26度15分)
12
アルゴル型食変光星てんびん座 δが極小光度:23時56分
15上弦の月のイメージ上弦:0時20分
19
夏の土用の入り:23時13分。太陽の黄経が 117度になる。
夏の土用入りから立秋までの間に暑中見舞いを出す。
アルゴル型食変光星てんびん座 δが極小光度:23時31分
21満月のイメージ	満月:20時00分
22
月が最近:5時(視直径33分27秒)
23
大暑:02時41分。太陽の黄経が 120度になる。
24
土星が:4時
28下弦の月のイメージ下弦:12時19分
29
みずがめ座 δ流星群が極大
30
やぎ座 流星群が極大

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