☆12月の星空

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2005年12月の星空情報

 上旬は,先月に引き続き宵の西の空で細い月と金星のランデブーが観察できます。空気が澄んでくる頃なので,金星と月の位置の変化を周囲の風景と共に楽しみましょう。
 金星は 9日に最大光度を控えて明るい状態で,望遠鏡をのぞくと三日月のような形を見ることができます。最大光度を迎えた金星は白昼にも見ることができますが,捜すときは太陽を見ないように十分に注意しなければなりません。

 12日には,明け方の空で水星が西方最大離角を迎えます。高度は低いですが,木星を目印に捜してみましょう。

 毎年師走の空を飾るふたご座 流星群は,今年は極大の頃に月が大きく条件最悪。しかし,ふたご座 流星群は,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群で,12月5日頃には活動期に入り,20日頃まで続きます。近年夏のペルセウス座 流星群をしのぐほど活発ですから,極大の前後,月が大きくない頃に気をつけて空を見上げると,いつもより流れ星が多いかも知れません。
 23日にはこぐま座 流星群も極大を迎えます。この頃は下弦の月が出ますから,夜半前の空が観望に適しています。

 同じく23日のしし座 σの星食は,月齢21.0の月に隠されます。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 カシオペア座ほうおう座
 【中旬】 くじら座 ・ さんかく座
 【下旬】 おひつじ座 ・ みずへび座(☆)・ろ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), h-χ (二重星団,ペルセウス座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33(さんかく座), M74 (うお座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明

天文現象
2新月のイメージ新月:00時01分
3
天王星が東矩:01時
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:03時35分
5
金星が月の北2度2分:03時09分
月が最近:14時(視直径32分32秒)
6
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:00時24分
7
大雪:09時33分。太陽の黄経が 255度になる。
8上弦の月のイメージ上弦:18時36分
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:21時13分
9
金星が最大光度:22時(-4.7等)
11
小惑星(3)ジュノーが:18時02分(オリオン座,7.5等)
12
水星が西方最大離角:22時 (-0.4等,離角21度05分,視直径6秒7)
14
ふたご座 流星群が極大:15時(条件悪)
16満月のイメージ満月:01時16分
冥王星が:21時
21
月が最遠:12時(視直径29分31秒)
22
冬至:03時35分。太陽の黄経が 270度になる。
23
こぐま座 流星群が極大:00時
しし座 σ(4.1等)の星食(出現):00時42分
24下弦の月のイメージ下弦:04時36分
26
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:02時08分
28
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:22時57分
31新月のイメージ新月:12時12分

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