☆7月の星空

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2006年7月の星空情報

 七夕の頃は例年梅雨で星が見にくいものですが,今年はさらに月明かりがあって,織り姫(こと座 のベガ)と彦星(わし座 のアルタイル)のデートも風情が今ひとつです。
 例年8月になることが多い旧暦七夕が今年は7月31日になっていますので,この頃なら,梅雨明けで安定した晴天が期待できます。

 夏休みに入った直後は天気が安定するためキャンプをする機会も多いことと思いますが,今年は25日が新月で,星を見るには絶好の条件。
 月末に極大を迎えるみずがめ座 δ流星群とやぎ座 流星群は,数こそ少ないですが,ゆっくりと飛ぶ明るい流星が期待できます。また,8月に極大を迎えるペルセウス座流星群も7月後半から流れ始めます。1年でも最も流星が見やすい季節ですから,流れ星を見たことが無い方は,ぜひ気をつけてみてください。


南中する星座 (夏の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 おおかみ座てんびん座
 【中旬】 かんむり座こぐま座 ・ じょうぎ座(☆) ・ ふうちょう座(☆) ・ へび座頭部 ・ みなみのさんかく座(☆)
 【下旬】 さそり座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M57 (環状星雲,こと座)
 【散光星雲】 M8 (干潟星雲,いて座), M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座), M20 (三裂星雲,いて座), 他,天の川に多数
 【散開星団】 M21・M23・M24・M25 (いて座), M6・M7 (さそり座), 他,天の川に多数
 【球状星団】 M3 (りょうけん座), M4・M80 (さそり座), M5 (へび座), M10・M12 (へびつかい座), M13・M92 (ヘルクレス座)
 【銀河(系外星雲)】 M51 (子もち星雲,りょうけん座), M101 (おおぐま座)


惑星用語の説明

天文現象
2
月が最遠:5時(視直径29分33秒)
半夏生:08時59分。太陽の黄経が 100度になる。
4上弦の月のイメージ上弦:1時37分
地球が遠日点を通過:8時
7
七夕
小暑:14時51分。太陽の黄経が 105度になる。
9
アルゴル極小:01時46分
11満月のイメージ満月:12時02分
14
月が最近:3時(視直径32分48秒)
18下弦の月のイメージ下弦:4時13分
水星が内合:3時
20
夏の土用の入り:4時53分。太陽の黄経が 117度になる。
夏の土用入りから立秋までの間に暑中見舞いを出す。
23
大暑:08時18分。太陽の黄経が 120度になる。
25新月のイメージ新月:13時31分
28
木星が東矩:21時
29
みずがめ座 δ流星群が極大
月が最遠:22時(視直径29分29秒)
30
やぎ座 流星群が極大
31
旧暦七夕

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