11月の星空
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11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節。12月に衝を迎える火星が,東の空高く,目を引くようになってきます。
11月の花形と言えば数年前までしし座 流星群でしたが,母天体のテンペル・タットル彗星の回帰から9年が経過し,次第に活動が小さくなりつつあります。それでも1時間に10〜20個程度は見られそうですので,しし座 が上ってくる夜半から明け方にかけて観察しましょう。今年は上弦の月で夜半過ぎに条件がよくなります。痕が残る高速の流れ星が特徴です。
9日,明け方の空で西方最大離角を迎える水星は,午前5時半の東京での高度が10度。位置は東南東になります。月齢26.6の細い月と金星,土星が並んでいて東の空は賑やかです。
午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。
【上旬】
【中旬】 きょしちょう座(☆)
【下旬】 アンドロメダ座 ・ うお座 ・ ちょうこくしつ座
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。
【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
【散開星団】 M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
【球状星団】 M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M77 (くじら座)
日 | 曜 | 月 | 天文現象 |
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1 | 木 | ふたご座 κ星の星食(3.6等,出現):2時9分 | |
2 | 金 | 下弦:6時18分 アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:18時34分 | |
8 | 木 | 立冬:4時24分。太陽の黄経が 225度になる。 | |
9 | 金 | 水星が西方最大離角:6時 (-0.5等,離角18度59分,視直径6秒7) 月が最遠:22時(視直径29分23秒) | |
10 | 土 | 新月:8時3分 | |
11 | 日 | 小惑星(1)ケレスが衝(くじら座,+7.3等) さそり座 π星の星食(2.9等,潜入):17時8分 | |
17 | 土 | アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:2時39分 海王星が東矩:8時 | |
18 | 日 | 上弦:7時33分 しし座 流星群の極大:11時 | |
19 | 月 | アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:23時28分 | |
22 | 木 | アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:20時17分 | |
23 | 金 | 小雪:1時50分。太陽の黄経が 240度になる。 | |
24 | 土 | 月が最近:9時(視直径33分27秒) 満月:23時30分 |