☆11月の星空

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2007年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節。12月にを迎える火星が,東の空高く,目を引くようになってきます。

 11月の花形と言えば数年前までしし座 流星群でしたが,母天体のテンペル・タットル彗星の回帰から9年が経過し,次第に活動が小さくなりつつあります。それでも1時間に10〜20個程度は見られそうですので,しし座 が上ってくる夜半から明け方にかけて観察しましょう。今年は上弦の月で夜半過ぎに条件がよくなります。痕が残る高速の流れ星が特徴です。

 9日,明け方の空で西方最大離角を迎える水星は,午前5時半の東京での高度が10度。位置は東南東になります。月齢26.6の細い月と金星,土星が並んでいて東の空は賑やかです。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座うお座ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明

天文現象
1
ふたご座 κ星の星食(3.6等,出現):2時9分
2下弦の月のイメージ下弦:6時18分
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:18時34分
8
立冬:4時24分。太陽の黄経が 225度になる。
9
水星が西方最大離角:6時 (-0.5等,離角18度59分,視直径6秒7)
月が最遠:22時(視直径29分23秒)
10新月のイメージ新月:8時3分
11
小惑星(1)ケレスがくじら座,+7.3等)
さそり座 π星の星食(2.9等,潜入):17時8分
17
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:2時39分
海王星が東矩:8時
18上弦の月のイメージ上弦:7時33分
しし座 流星群の極大:11時
19
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:23時28分
22
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:20時17分
23
小雪:1時50分。太陽の黄経が 240度になる。
24満月のイメージ月が最近:9時(視直径33分27秒)
満月:23時30分

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