☆2009年2月の星空

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2009年2月の星空情報

 9日には半影月食があり,全国で始まりから終わりまで見られます。
 半影月食は肉眼ではわかりにくい現象ですが,食が一番深い時間帯に食の中心部が僅かに暗くなっているところを探してみましょう。肉眼より写真に撮る方が容易にわかります。

  半影食の始まり: 9日 21時36.8分
  食の最大: 9日 23時38.2分(半影食の食分0.925)
  半影食の終わり: 10日 1時39.6分

 14日には,明け方の東の空で水星が西方最大離角を迎えます。東京での午前6時の高度は8.8°,南東の方角に見えます。

 3月にを迎える土星がそろそろ観望好期に入ります。
 木星と違って土星は小望遠鏡で縞模様を観察するのは難しい天体ですが,小望遠鏡でも環の傾きが年々変化していく様子を観察できます。今年は環をほぼ真横から見る年で,環はとても見えにくいですが,望遠鏡で見る機会があったらスケッチを残しておくと,次のシーズンに眺めたときに変化がよくわかります。


南中する星座 (冬の星座冬の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 うさぎ座オリオン座がか座(☆) ・ テーブルさん座(☆) ・ はと座
 【中旬】 ぎょしゃ座きりん座
 【下旬】 おおいぬ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座), M97 (おおぐま座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82・M101 (おおぐま座), M106 (りょうけん座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
3上弦の月節分
上弦:8時13分
4
立春:1時50分。太陽の黄経が 315度になる。
8
月が最近:5時8分(視直径33分03秒)
9満月満月:23時49分。
半影月食(全国で見られる)
13
海王星が:1時
14
水星が西方最大離角:6時(0.0等,離角26°16')
15
アルゴル極小:0時27分
17下弦の月下弦:6時37分
火星が木星の南3°35'を通過。:19時
アルゴル極小:21時16分
18
雨水:21時46分。太陽の黄経が 330度になる。
20
金星が最大光度(-4.6等):1時
月が最遠:1時59分(視直径29分30秒)
23
水星食(-0.1等,出現:東京):5時45分
木星食(-2.0等,潜入):東京出現10:34
24
水星が木星の南0°37'を通過:12時
c/2007 N3 ルーリン彗星が地球に接近。観望好期。
25新月新月:15時13分

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