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七夕は例年梅雨で星が見にくいものですが,今年は上弦前の大きな月が空に懸かっていますから月が傾いた夜半頃から空の条件が良くなります。
織り姫と彦星は都会の空の下でもよく見える明るい星なので,晴れ間がのぞいたらぜひ空を見上げてみて下さい(夏の星座を探してみよう)。
曇ってしまったら,来月6日の旧暦七夕を待ちましょう。
20日の夕空で,水星が東方最大離角を迎えます。ようやく空が暗くなりはじめた午後7時半,東京での地平線高度が8.3度。決して見やすいとは言えませんが,西の空が開けた場所で,双眼鏡を使って探してみてください。
夏休みに入った直後は天気が安定するためキャンプに出かけたりなど星空を見上げる機会も多いことと思います。今年は31日が新月となり,丁度その頃月の条件もよくなります。
28日に極大のみずがめ座 δ南群は1時間に15個程度の流星を期待できる流星群で,7月20日頃からはペルセウス座流星群の流れ星も流れます。この頃は幾つかの流星群が活動をしていますので年間を通じて流れ星が多い時期となっています。
午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。
【上旬】 おおかみ座 ・ てんびん座
【中旬】 かんむり座 ・ こぐま座 ・ じょうぎ座(☆) ・ ふうちょう座(☆) ・ へび座頭部 ・ みなみのさんかく座(☆)
【下旬】 さそり座
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。
【惑星状星雲】 M57 (環状星雲,こと座)
【散光星雲】 M8 (干潟星雲,いて座), M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座), M20 (三裂星雲,いて座), 他,天の川に多数
【散開星団】 M21・M23・M24・M25 (いて座), M6・M7 (さそり座), 他,天の川に多数
【球状星団】 M3 (りょうけん座), M4・M80 (さそり座), M5 (へび座), M10・M12 (へびつかい座), M13・M92 (ヘルクレス座)
【銀河(系外星雲)】 M51 (子もち星雲,りょうけん座), M101 (おおぐま座)
日 | 曜 | 月 | 天文現象 |
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1 | 金 | 新月:17時54分(部分日食だが日本からは見られない) | |
2 | 土 | 土星が東矩:13時13分 半夏生:13時52分。太陽の黄経が 100度になる。 | |
4 | 月 | 地球が遠日点を通過:23時54分 | |
7 | 水 | 七夕 小暑:19時42分。太陽の黄経が 105度になる。 月が最近:22時53分(視直径32分19秒) | |
8 | 金 | 上弦:15時29分 | |
15 | 金 | 満月:15時40分 | |
20 | 水 | 夏の土用の入り:9時45分。太陽の黄経が 117度になる。 夏の土用入りから立秋までの間に暑中見舞いを出す。 水星が東方最大離角:14時2分(+0.5等,離角26度8,視直径7秒9) | |
21 | 木 | アルゴル極小:2時51分 小惑星(2) パラスが衝(や座,+9.6等) | |
22 | 金 | 月が最遠:7時46分(視直径29分33秒) | |
23 | 土 | 大暑:13時12分。太陽の黄経が 120度になる。 下弦:14時2分 | |
27 | 水 | 木星が西矩:23時50分 | |
28 | 木 | みずがめ座 δ流星群が極大(条件最良) | |
31 | 日 | 新月:3時40分 やぎ座 α流星群が極大(条件最良) |