☆2014年2月の星空

※転載・複製は,一切お断り致します。
(c) 2013 Mira House. All rights reserved.


2014年2月の星空情報

 1月にを迎えたばかりの木星が,ふたご座 の中で高々と輝いており見ごろです。南の空高く一番明るく輝いているのが木星ですから見間違うことはないでしょう。冬場は大気の揺らぎが激しく望遠鏡を覗いてもなかなか像が安定しませんが,天体望遠鏡をお持ちでしたら冬型気圧配置が弱まった風の弱い日に見てみてください。

 4日の うお座 εの星食は,月齢4.6の月への恒星の潜入が見られます。

 22日に近日点を通過するリニア水星は,明るさ10等級程度と予想されており,肉眼観察には適しません。

 冬の星座は明るい星が多く豪華ですから,星座観察をしてみましょう。星座を結ぶのが苦手な人でも,オリオン座のような特徴ある星の並びがある冬は,他の季節より星座を見つけるのが楽になります。

 春,2月〜4月は夕空の黄道光が観望好期です。黄道光は日没直後に黄道に沿ってぼーっと見える光芒ですが,空が暗く澄んだところでしか見られません。山などへ行く機会があったら,日没直後の西の空を注意して眺めてみてください。


南中する星座 (冬の星座冬の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 うさぎ座オリオン座がか座(☆) ・ テーブルさん座(☆) ・ はと座
 【中旬】 ぎょしゃ座きりん座
 【下旬】 おおいぬ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座), M97 (おおぐま座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82・M101 (おおぐま座), M106 (りょうけん座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
3
節分
4
アルゴル極小:2時33分
立春:7時3分。太陽の黄経が 315度になる。
うお座ε(4.3等)の星食(入,福岡):21時51分
6
アルゴル極小:23時22分
7上弦の月上弦:4時22分
土星が西矩:20時59分
9
アルゴル極小:20時12分
10
月の赤緯が最北:0時20分
12
月が最遠:14時10分(視直径29分24秒)
15満月満月:8時53分。
金星が最大光度:13時43分(-4.6等)
水星が内合:14時32分
小惑星(2) パラスが(7.0等)
19
雨水:2時59分。太陽の黄経が 330度になる。
22
C/2012 X1 LINEAR彗星が近日点を通過
23下弦の月下弦:2時15分
24
海王星が:9時44分
月の赤緯が最南:10時25分
27
アルゴル極小:1時8分
28
月が最近:4時51分(視直径33分08秒)

Home   【星空入門】   【星空情報