☆2015年11月の星空

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4日明け方の惑星たち

2015年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。

 10月に引き続き明け方の東の空には惑星達が集合しています。特に4日の朝は金星と火星がほとんどくっついているように見えます。夜明けが遅くなるぶん10月よりは遅い時間帯に星空を見ることができますので,早起きした日は東の空を見上げてみましょう。

 16日に近日点を通過する C/2013 US10 Catalina彗星は,肉眼光度が予想されています。11月下旬には明け方の東の空で見やすくなっていきます。

 18日のしし座流星群極大は,月が沈んだあとの夜半以降条件が良くなります。
 母天体のテンペル・タットル彗星は前回の回帰から10年以上が経過し,2014年には遠日点通過を迎え遠く離れています。このため流星群の活動は低下しており大出現などは期待できません。それでもある程度の出現は期待できます。痕が残る高速の流星を見かけたら,しし座流星群の流れ星です。

 26日に東京で見られるアルデバラン食は,昇ってきたばかり,地平線高度10度の満月からアルデバランが出現します。


南中する星座 (秋の星座秋の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座うお座ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
3下弦の月のイメージ文化の日
下弦:21時24分
4
火星が金星の北0°42′:1時9分
6
おうし座南流星群が極大(条件良)
8
立冬:2時59分。太陽の黄経が 225度になる。
月が最遠:6時49分(視直径29分27秒,405721km)
9
りゅう座 R(周期246日,変光範囲6.7等-13.2等)が極大光度
12新月のイメージ新月:2時47分
13
おうし座北流星群の極大(条件最良)
14
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:3時1分
アンドロメダ座流星群が活動(条件最良)
16
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:23時50分
C/2013 US10 Catalina彗星が近日点を通過
18
水星が外合:2時34分
しし座流星群の極大(条件最良):13時
19上弦の月のイメージ上弦:15時27分
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:20時39分
22
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:17時28分
いっかくじゅう座α流星群が活動(条件悪)
23
勤労感謝の日
小雪:0時25分。太陽の黄経が 240度になる。
24
月が最近:5時7分(視直径32分55秒,362817km)
26満月のイメージ満月:7時44分
アルデバランの(東京:出現):18時0分
30
土星が:16時29分

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