キヌアが見つからない

『Companion Bird』 vol.1 (2004) に載っていた「クリエイティブな飼い方 インコ・オウム類の食事」という記事で,何故シードだけでは栄養不足になってしまうのか?大量生産のシードはそもそも痩せていて栄養が欠落している,健康食品店で人間用の有機ヒマワリ・アワ・ソバの実・エン麦(オート麦)・カボチャの種・ゴマ・キヌアを与えると良いと書いてありました。また小型オウムやセキセイインコへのお勧めはキヌアであるとも書いてありました。

食べる楽しみは生きる楽しみであるという観点から,ベリーにはシード中心に食事をさせています。ペレットや青菜も勿論与えていますが,ベリーにとってこれらはおやつ。あくまでやっぱりシードが嬉しいらしい。ということで,以来,オカメインコ用シードミックスの他に,有機栽培の人間用のエン麦やキヌアを与えています。

ところが…熊本では簡単に手に入っていたキヌアが,この一年,機会ある度に探し回っているというのに東京では売っているところを見かけません。唯一発見したのが,銀座の松屋の地下食品売り場。
おかげでベリーの為に銀座の松屋へ買い物に行かなければならないという事態に。自分の食べ物は銀座のデパートで買ったりしないのに,何か納得いかない気が(^^;。東京の人はキヌアを食べないとか,そんなことは無いでしょうに,何故?!

銀座松屋で買ってきたキヌア 寛ぎ中

PCが好き

放鳥したとたんにPCの近くへ飛んでいくのは,私が育てた子だからだろうか(^^;?

PCの前が好き (1) PCの前が好き (2)

撮影: 2011-01-27

で,何でそんなところに抜け羽が落ちているの?

空へ消えて

 友人宅のオカメインコが飛んでいってしまいました。
 場所は東京都江戸川区,葛西あたり。名前はトトロ,人なつっこい手乗りオカメです。
 もしどこかでこの子を見かけたら,どうか保護して連絡を…。

トトロ (1) トトロ (2)

 昔の辛い体験を思い出しました。

 小学校三年生だった7月7日のこと。七夕飾りを作るのに夢中になっていた私は,後ろから私を追って飛んできた愛鳥に気づかずドアを閉め,挟まれた愛鳥は命を落としました。
 雛から育ててとても仲良しだった文鳥を,自ら死に追いやってしまった。
 9歳になったばかりの私にはあまりに重く辛いことで,滅多に泣かない子どもだったけれど,そのときだけは我慢できず,いつまでもいつまでも泣き続けました。どんなに泣いても泣いても,文鳥は冷たいまま。ついさっきまで元気に私を追いかけていたのに,もう二度と動かず,私に甘えてくれることもなくなったのでした。

 あの子の最期の絶叫を,今でも私は忘れることができません。
 ずっとずっと,死ぬまであの子のことを忘れないでしょう。
 その9歳の日からずっと,七夕の夜は私にとって逝ってしまった愛鳥のことを思い出す夜。七夕飾りは悲しくて,二度と作っていません。とてもとても作れない。

 あなたの分までベリーを大切にする。ベリーと楽しく過ごす。ぜったいに。
 そう,ぜったいに気をつける。ドアの開け閉めも窓の開け閉めもその他の危険なもの全てに。だから,お願い,許して。見守っていて。
 私はいつも,40年前に逝ってしまった文鳥に問いかけています。