思い出の六月

 ベリーは7月と共に逝ってしまったので,6月はベリーと過ごした最後の月。
 ベリーは逝く1時間半前まで普通に元気だったから,6月にはベリーとの思い出がたっぷり詰まっている。まさか7月と共にいなくなってしまうなんて思いもせずに,平和に楽しく幸せに過ごした月だった。

 2年経ってもベリーがいないだなんて,もう二度と会えないだなんて,深く考えると頭がおかしくなりそうだ。だからあまり考えられない。
 深く考えず,ただ思い出し,懐かしく愛おしむ。

 最後に一緒に過ごした6月という月を,一つ一つ思い出しながら振り返る。


 お気に入りの場所で楽しそうだったベリー。

(2022-06-02)
(2022-06-02)

 ベリーはよくここでまったり寛いでいて,私が座っている位置からはこんなシルエットで見えていた。
 この日,突然この見慣れたシルエットを撮っておきたくなって撮ったのだった。

(2022-06-04)
(2022-06-04)

 毎朝私がお化粧をしている間,ベリーはよく私の横にやってきて,こうして何するわけでもなくまったり寛いで過ごしていた。
 読書をしているときなんかも,わざわざケージから出てきて横にきて寛いでいてくれた。
 ベリーがそばに来てくれると,いつもほんわか温かい気持ちになったものだった。
 いつもいつも私の近くに来てくれて,本当に可愛い子だった。

(2022-06-05)
(2022-06-05)

 お気に入りの場所で恵さんに寄り添って眠っていることも多かった。
 ベリーの居場所だった気がして,ベリーが去って2年経った今も,恵さんはここに座ってベリーを偲んでいる。

(2022-06-12)
(2022-06-12)
(2022-06-12)
(2022-06-12)
(2022-06-15)
(2022-06-15)
(2022-06-16 11:04)
(2022-06-16 11:04)
(2022-06-25 07:50)
(2022-06-25 07:50)
(2022-06-23 07:42)
(2022-06-23 07:42)

 いつもお茶目で楽しそうだったベリー。
 私の目にはそう見えていた。
 ベリー楽しかったかなぁ。幸せだったかなぁ。
 もっともっと幸せな時間を一緒に過ごしたかったなぁ。

(2022-06-16 11:12)
(2022-06-16 11:12)
(2022-06-20 06:45)
(2022-06-20 06:45)

 この時。
 私と目が合うとベリーは嬉しそうに片足を上げてにぎーっとした。
 この姿をぜひ残しておきたいと思って撮ったことをよく覚えている。

 この10日後の朝。
 ベリーは突然苦しみ始め,病院に辿り着く直前に逝ってしまった。

 前日はお昼に胡桃を欲しがって食卓の上を旋回して飛び回り,怒られて胡桃をもらえなかった。胡桃あげれば良かったと,ずっと後悔している。
 午後,水浴びをする?って聞いたら「する」と答えたので水のお皿をケージに入れてあげたら楽しそうに水浴びをしていた。
 水浴び翌日の美しい姿で彼は逝ってしまった。

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