ベリーが生き返った。
久しぶりのベリー。私はちょっとベリーの世話の仕方を忘れていた。夕方になって,今朝水を替えていなかったことに気づいて慌てた。見てみると,シードはほぼなくなっているし,水と小松菜はひっくりかえっている。
これはまずい! ベリーが病気になってしまう!
私は慌てて水の容器をケージから出し,ベリーにはとりあえず新しい粟穂を与えた。水や小松菜の準備をしている間に美味しく楽しく粟穂を食べておとなしくしてくれるはずだ…。
そうだ,ベリーが帰ってきたのだから健康診断も予約して連れて行かないと。ベリーは小鳥病院の主治医さんが大好きだったから,彼女に会えたら喜ぶだろうな。ベリーを看取ってくれた彼女は生き返ったベリーを見て何と言うだろう? 小鳥病院の美味しいシードと粟穂も買ってこなくっちゃ。
そして私は夢だったことを知る。
当然だ,ベリーが生き返る筈ない。あの日ちゃんと見送ったのだ。
それに,実際にベリーがいたら,水を替えるのを忘れるとかあり得ないだろう。一日中私はベリーのケージを見ていたし,ベリーは声を出して何かしら私に訴えていたのだもの。
切なさに襲われて,朝の1枚,オカメインコのフィギュアを撮った。
この冠羽の後ろの頭の形,クロスした翼,翼の間から除く白い毛。ベリーに似せて塗り直したこのフィギュアは,後ろ姿が一番ベリーに似ているのだ。この子はほんの数ヶ月だったけれどベリーとの時間も共有した。
ベリーに会いたいなぁ。会いたいなぁ。会いたいなぁ。
毎日毎日そう思い続けている。思わなくなる日は来ないのだろう。
この辛さはベリーと過ごせた充実した時間の証なのだと思って,それを慰めに今日も心はベリーとともにある。
にほんブログ村