3. 初飛行とケージ生活の始まり

初飛行の朝

 2003年11月02日(日)お迎えの翌日。

 朝8時15分,部屋のカーテンを開けたとたん,水槽の中から「ピュイ!」と声が聞こえた。
 水槽を覆っていた布を外すと,ベリーはこちらを見て訴えるようにすごい勢いで鳴く。お腹が空いて餌を欲しがっているのだろう。

 早速挿し餌を準備し,ベリーの朝食にとりかかる。
 食事前の体重を計ると64g。

 ベリーは挿し餌を上手に食べられず,頭を振りながら大半を周囲にばらまくし,食べるのも休み休み。何度も餌を温め直し,1時間半もかけて食べさせて朝からクタクタだった。本当にマジ疲れ果てた。一日に何度もこれをやるのか…?


お迎え翌々日(2003-11-03 17:55)
お迎え翌々日(2003-11-03 17:55)

 そして,この超絶大変だった朝の挿し餌の最中に,ベリーは初飛行をした。
 餌やり用のトレイの上から,30cmほど離れた私の肩まで飛んできたのだった。

 単純にとても嬉しかった。出会ってまだ24時間も経過していないというのに,ベリーに私を仲間だと認めてもらえた気がした。

 『ザ・オカメインコ』によると,初飛行は生後42日頃。初飛行する子の体重は92gということなのだが…?!

 ベリーの誕生日は不明だったので,この初飛行から逆算し,この日,誕生日を2003年9月25日に決めた。ベリーはまだ雛鳥らしい幼い姿だったので,本当は10月生まれだったのかもしれないが,ともかくそう決めた。


お迎え翌々日(2003-11-03 17:55)
お迎え翌々日(2003-11-03 17:55)
お迎え翌々日(2003-11-03 17:56)
お迎え翌々日(2003-11-03 17:56)

ベリーがベリーになった日

 2003年11月03日(月) お迎え翌々日。
 体重は,朝食前63g,寝る前69g。

挿し餌方法の変更

 この日は挿し餌方法を変えてみた。
 ペットショップから買ってきた挿し餌用の器具ではなく,アイスクリーム用のプラスティック・スプーンで餌を差し出してみると,ベリーはスプーンの上に乗っている餌を自分で食べた。しかもこの方が食べやすそうだ。
 嘴に器具を突っ込まずに済むので,食べさせる方もこの方がずっと楽だ。食べさせる目処がついて一安心。

 しかし,一人餌への道は厳しそうだった。
 自分からはあまり食べていない様子。粟穂も少しはついばんでいるようだが,主に遊んでいるだけのように見える。おそらくほとんど食べていない。


名前の把握

 「ベリー」と話しかけると,そのたびに「ギュア!」と応えるようになった。ベリーは既に名前を把握したもよう。賢い!

 よく返事をする子だと思ったが,ベリーは生涯ずっとよく返事をする子だった。
 放鳥中にどこにいるか分からなくなっても,「ベリー?」と呼べばいつでも何度でもベリーは「ピヨ」と返事をしてくれたし,隣の部屋から「ベリー?」と話しかけても「ピヨ」と応えてくれた。夜眠るときに既に寝ているベリーに「ベリーおやすみ」と声をかけると,ちょっと面倒くさそうに「ピヨ」と応えてくれたものだった。
 今,返事をしてくれるベリーがいないのはとても寂しい。

音楽鑑賞の始まり

 人間が動く度にピュイピュイビービーと,一日中うるさいことこの上なし!といった感じのベリーだったが,バッハの無伴奏チェロを聞かせたら心地よさそうに静かにしてくれた。
 人間の心を安らかにする音楽は,ベリーの精神も安らかにするのだろうか。

 これ以降ベリーには一日中さまざまな音楽を聞かせるようになり,ベリーは音楽がかかっていないと催促するほど音楽が好きなオカメインコに育っていった。


ケージ生活開始!

 用意した飼育水槽は既にベリーには小さすぎることが分かったので,この日からは寝るときも含めてケージに変更。
 そのせいかどうかは分からないが,この夜は暗くしてもなかなか眠ってくれず,鳴いたり羽ばたいたりして大層活発でうるさかった。

 ケージは,慣れないベリーが足をくじいたり怪我したりしないように,フン切り網を使わず底にはキッチンペーパーを敷いた。
 また,プラスティックの植木鉢の受け皿にパインチップを敷き詰めたものを中に入れて寝る場所を作ってみた。思惑通りベリーはその上で眠ってくれた。

お迎え翌々日(2003-11-03 17:56)
お迎え翌々日(2003-11-03 17:56)
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2. お迎え初日から好奇心全開

 2003年11月1日 土曜日。

ペットショップにて

 午前11時過ぎにペットショップへ到着した。雛鳥売り場の飼育水槽の中のベリーは相変わらず毛繕いに忙しそうだ。

 店の人に餌の時間などを聞き,餌やケージを選んだりしていると12時になった。
 ベリーはとても甘えん坊で,まだ一人で餌を食べてくれないとのことだった。
 成長の目安のためにも誕生日を知りたかったが分からないとのこと。この子たちの生まれも把握せず世話をしていたのかと驚いた。せめてどこで生まれて生後何日くらいの子が,いつ店に来たとか分からないのか??

 そろそろ店の餌の時間だったが,13時までに動物病院へ連れて行って健康診断をしたかったので,餌の時間を待たずに引き取ることにした。

 飼育水槽から出され箱に入れられるベリーを,同じ水槽で飼われていたホワイトフェイスのオカメの子が「どうしたの?」というように見に来て,ずっと見守り見送ってくれた。何だか引き離すようで申し訳なかった。一緒に連れて行ってあげられたらよいのだけど,そういうわけにもいかない。ごめんね。
 そのホワイトフェイスの雛に心の中で話しかけた。今までベリーと仲良くしてくれて,ありがとう。元気でね!

 店の人はすぐに家に連れて帰ってくれと言っていたが,車に入るとベリーを箱から出して用意していたキャリングケースに移動させ,動物病院へ向かった。

(2003-11-01)
ペットショップでベリーが入れられた箱(2003-11-01)

動物病院で健康診断

 病院には朝から電話して確認してあった。
 地方のことで勿論鳥専門の病院はない。鳥を診てくれる病院も少なく,小動物・鳥と看板を出している病院で,鳥の健康診断はするがそのう検査はしないとのことだった。検査をしても99%何も出てこないし,鳥に負担がかかりすぎるという。

 本にも,飼い鳥サイトにも,必ずそのう検査をするようにと書いてあるし,鳥をきちんと診られる医者かどうかは,そのう検査で分かると書かれている。
 しかしそんな病院がないので仕方がない。鳥は看板に掲げているだけで得意ではない獣医師さんなのだろう。困ったなと思ったがどうしようもない。

 まず聴診器を当てて呼吸器に問題がないかどうか調べ,羽の裏にハダニがいないかどうかチェック。獣医師さん曰く,かなり痩せていて栄養状態が悪いとのこと。

 店では元気な方だと思ったのだったが,私に見識がなかっただけで実はそうではなかったのだ! ベリーがいたペットショップは犬や猫もトラブルの多い店だそうで,実際に見に行っても獣医師の目には管理がよい店に見えないとのこと。

 そんな話をしているうちにベリーがフンをしたので,フンの検査も依頼した。
 幸い寄生虫も見つからず,痩せているけど食べて太れば元気になるだろうとのことだった。

 また飼育についてアドバイスがあった。
 飼育水槽に入れるのは寝るときくらいで,普段はケージの方がよいとのことだ。「水槽で飼うんですか?」と,不審そうな言い方をされた。店の人はまだケージは要らないと言っていたのだが随分と違う。
 飼育温度も店では30~32℃と言われたが,医者は25℃以上でよいと言う。

 何しろ初めてのことなので話が違って困った。
 ペットショップはベリーの生まれも把握せずに育てていたので信用ならないが,飼育温度は急に変えない方が良いのでは?


初日から好奇心全開?

 帰宅後,すぐにベリーを飼育水槽へ移した。

お迎えの日(2003-11-01)
お迎えの日(2003-11-01 12:50)

 しばらくして,店で言われたように粟玉を熱湯でふやかして小松菜の粉を入れたものを与えてみた。
 しかしベリーは全く食べない。口を開けようともしない。移動や環境の変化のショックで食べたくないのだろうか?

 無理に食べさせるのは止めにして,放っておくことにした。

(2003-11-01)
(2003-11-01 12:50)
お迎えの日(2003-11-01 12:50)
お迎えの日(2003-11-01 12:50)
(2003-11-01)
(2003-11-01 12:51)

 食事はとらなかったが元気だけはしっかりあるようで,放置されるとベリーはやたらと活発に動き始めた。

お迎えの日(2003-11-01 15:34)
お迎えの日(2003-11-01 15:34)

 最初は羽ばたいてみたりしていたが,そのうち突っ込んである止まり木をよじ登って水槽から出ようとし始めた。見るからに,こちらへ来たくて来たくて仕方がないという感じだ。

 本には,オカメインコは臆病で,お迎えした日は疲れているしあまり目を合わさないように静かにそっとしておかなくてはならないと書いてあったのだが,「そっと」どころではない!

 獣医師さんに飼育はケージが良いと言われたので,ケージを暖かく保つためにケージの周りを囲う保温用の段ボールの覆いを工作することにし,午後はベリーの目の前でその作業をしていた。

 そもそも水槽から出たがって四苦八苦していたベリーは,工作が始まると更に水槽から出ようとして大騒ぎ。あまりにも騒ぐので水槽から出してみると,作業中のケージの上でくつろいで工作を眺めて楽しんでいる。満足したようだ。
 もしかして,ベリーは好奇心旺盛で物怖じしないオカメインコなのか?

 だがまだ雛だ。
 そのうちケージの上で眠り始めて寒そうだったので,再び水槽の中へ戻してやった。

お迎えの日(2003-11-01 15:35)
お迎えの日(2003-11-01 15:35)

初めての挿し餌

 夕方17時頃になって,挿し餌に再挑戦。昼間食べてくれなかったので,ちゃんと食べさせることができるようになるのか不安でずっと憂鬱だった。

 少なめに作り,今度は湯煎して餌の温度が冷めないように工夫する。ふやけた粟玉の匂い(美味しそうな匂いだ)がしたせいか,何と,今度は食べてくれた!
 もー,何と嬉しいことか!

 しかし,冷めるとやっぱり食べなくなる。
 仕方なく何度も湯煎のお湯を取り替えて餌を温かく保った。また続けて食べてはくれないので,途中で休ませては温めてまた食べさせるを繰り返す。本当に大変だ!

 ベリーはお昼抜きでお腹がすいていたせいか,すごく興奮して頭を振りながら食べるので,口に入れようとしても餌の大半を周囲にまき散らしてこぼしてしまう。口に挿し餌用器具を差し込んであげられるほど大きな口を開けてくれない。どうすれば良いのか?!

 餌が終わるとすっかり夜になっていたが,お昼抜きだったので一日の餌の量が明らかに少ない。寝る前にもう一度餌をあげることにして,ホームセンターへ出かけた。

 粟穂を買ってこよう。粟穂を入れておくと,遊びながら自分で食べることを覚えると本に書いてあったので,それを期待しよう。見かけから判断しても,そろそろ一人餌の練習を始めても良い時期に達している筈だ。

 ホームセンターで,粟穂とベリーの体重を測るための電子天秤を買った。この時に買った電子天秤は,ベリーの最期の朝までベリーの体重測定のために役立ってくれた。


初めての怒り

 ホームセンターから帰宅しベリーを覗くと,ベリーは「フッ!フッ!」と鼻を鳴らして首を縦に振っている。何か怒っている? まだベリーに馴染んでいなかったので私は意味が分からなかった。怒っているらしいということだけは,よくわかった。

 後から考えれば,おそらくベリーは一人で放置されたことを怒っていたのだ。
 昼間,飼育水槽から出て近くへ来たがった時点で,ベリーは自分がこの家の子になったこと,私達と仲間になったのだということを,ちゃんと認識していたのだろう。それなのにいきなり一人にされ不安だったため怒っていたのだろうと思う。

 怒りさえも愛おしいものなのだ。
 この時の余裕がなかった私はそれをどれほど理解してあげられただろうか。ベリーも私もお互いのことを知らず初めてのことばかり。歩み寄りたいのに,間違えながら少しずつだった。

 夜の餌の前に早速買ってきた電子天秤を使ってベリーの体重測定をした。
 何と66g!

 『ザ・オカメインコ』によると,これは生後13日の体重ではないか。酷く痩せているってことでは!? もう一人餌の訓練をし,羽ばたきもしているのだから,80~90gはあってもいいはずなのに? ショックだった。やっぱり店の管理が良くなかったの?

 その後,どれだけ口に入ったのかわからないが,とにかくもう食べなくなるまで餌を食べさせ,就寝させた。人間の食事はその後でもう22時を越えていた。本当に疲れた一日だった。
 だがベリーもきっと疲れたことだろう。


 でも,とうとうベリーがやってきた。
 ベリーはやってきた初日から,ちゃんと家に馴染んで「うちの子」になってくれた。毛繕いに熱心なところも,好奇心旺盛で人の作業をめちゃくちゃ見たがるところも,やってきたその日からベリーはベリーらしく,まさにベリーだった。

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1. 出会いとお迎え準備

出会い

 2003年10月25日 土曜日。
  1年ほど様々なペットショップでオカメインコを見て回っていたが,「この子!」と決めるのは難しく,お迎えの雛探しは諦め気味の惰性になりかけていた。
 10月に入っても店頭で秋雛を見かけるようになるわけでもなく,地方都市にペットショップの選択肢は少ない。この日も特に期待することもなく夕方からいつものペットショップへ出向いた。すると,何と,元気なノーマルグレイのオカメの雛がいた!

 この子がうちのベリーだろうか?
 1時間くらい迷ってオカメの前をうろついて迷っていると,店の人が通りかかったので少し質問してみた。オカメの雛はけっこう頻繁に入れ替わっていて,少し前に見た元気がない(と思えた)ノーマルの子は別の雛なのだという。
 手を振ると,ベリーかもしれない雛はすごい勢いで反応し,こちらへ来ようとして止まり木から落ちそうになってバタバタしている。奥にはホワイトフェイスとアルビノの雛もいて元気そうだ。しかし私はノーマルグレイが好き。顔は黄色っぽく,どうやらこの子は雄の気配。

 その子がベリーのような気がしてきて迷ったが,即決できずに店を出た。
 だが,帰宅して考えれば考えるほどあの子がベリーのように思えた。何故即決できなかったのか,明日行って既に売れてしまっていたらどうしよう。そう考えると,たまらない気持ちになった。


お迎えを決める

 2003年10月26日 日曜日。

 朝からすぐにでもペットショップでベリーを確保したかったが,終日予定が入っていた。店へ向かうことができたのは,夜19時。

 店へ着くと,ありがたいことに昨日のオカメの雛はまだ残っていた!
 雛は眠そうで,手を振っても反応はいまいち。長いこと眺めていると,店の人がやってきて「出しましょうか」と言ってくれた。
 雛たちは餌をたっぷり食べたばかりだから動かず眠そうなのだということだった。昨日この時間に来ていたら,元気の無い子だと思って諦めていたかもしれない。

 店員さんによると,この雛は1週間ほど前に店に入り,来たときから餌を沢山食べる元気な子だとのこと。手に乗せてみると,震えていたが,色艶もよいし体重も十分ありそう。やっぱりこの子なのではないだろうか。うちに来るべきベリーちゃんは。

 鳥を飼うのも初めてで準備が必要だと店の人に相談すると,1週間ほどなら取り置きできるとのこと。そこでようやく決心し,ベリーを迎える手続きをした。
 必要なもので買えるものは先に入手した方がよいだろうということで,その後店員さんに案内してもらい,ヒーター電球やパインチップを買い帰宅した。

 また,ベリーが小さい間過ごすための小さな水槽(横35cm×奥行き22cm×高さ32cm)を実家から借りて水洗いして準備。1週間の間に環境を整えなければならない。

お迎え準備(2003-10-27)
お迎え準備(2003-10-27)

お迎え準備を色々と

 ベリーのお迎えが決まった翌日から早速お迎え準備を開始した。
 とうとうオカメインコがやってくる。嬉しいし不安だ。

小松菜

 飼育水槽を置く場所を作るために少しばかり部屋の模様替えをし,食用の小松菜の種を播く。小松菜なんて育てたことないしよく分からなかったが,発芽率90%と書いてあるので,とりあえず鉢の土を湿らせ,十数粒ほど播いて薄く土をかけてみた。


キャリングケース

 病院へ連れて行ったりするためのキャリングケースが必要だ。
 専用のものがペットショップに売ってあるが,文字通りキャリングケースにしか使えないし,普段の置き場所に困る。
 汎用性の高い物と考え,100均の小物入れを買ってきた。

 ポリプロピレンの蓋つき収納BOX(Made in Korea)で,サイズは底が15×26cm,上部が18×27cm,高さ18.5cm。キャリング時以外の時は,ベリーの餌やおもちゃの収納ケースとして使えばよい。

 ダイソーさんで100円で入手したケースだったが,結局のところ大変有能なケースだった。
 ケースの蓋を外し,ケースごと洗濯ネットに入れて手提げ袋で持ち運ぶのが,最初から最後までベリーのお出かけスタイルだった。
 お迎えの日はすぐに箱から出してこのケースへ移し病院へ健康診断へ連れて行った。それから18年半後,息を引き取った時もベリーは病院へ向かうためにこのケースの中だった。

(2003-10-28)
(2003-10-28)

 お迎えの日は,ケースの底に切り刻んだ新聞紙を敷き詰め,その上にキッチンペーパーを敷いて,疑似止まり木用に割り箸を入れた。
 大人になってからは新聞紙を敷くだけだった。


温度管理

 雛の間はできるだけ寒暖差がないように管理しなければならないと思い,最低最高温度計を入れて実験を開始。

 ヒーターを水槽の上にひっかけて水槽の上部半分ほどを布で蓋すると,ほぼ一日中30℃になっていそうだということがわかる。
 しかし夜寝る前は30℃あったのに,翌朝6時半には25℃。夜の間はどうしても温度が下がってしまうことがわかり,色々工夫した。

 結局この水槽温度管理の準備は役に立たず,温度計と保温電球を除いて,パインチップと水槽も無駄な準備となったのだった。
 しかし,準備で温度管理など感触を掴めたのでまぁやっておいて良かったのだろう。


 そうしてついに,2003年11月1日。
 ベリーを迎える日がやってきたのだった。

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