iTunesでAirMacを通して外部スピーカーを鳴らすときのプロトコル

| No Comments | No TrackBacks
 Appleの無線LANアクセスポイントであるAirMacには,無線以外にもちろん有線LANがありますが,他にUSBや音声出力(ミニステレオか光)があります。音声出力はアンプに繋いだり,アンプ内蔵スピーカーを接続して直接音を鳴らすことができます。何のためにこんな端子がついているかというと,iTunesの出力をPCローカルに接続しているスピーカー以外にAirMacを出力できるように作られています。



 この機能を使うとPCのある部屋とは別の部屋にAirMacを設置してiTunesのなかの曲を流したり,アンプを通して大きな音で鳴らしたりできるようになります。

 この機能はもちろんWindows版のiTunesでも使えますが,Appleのネットワーク機能であるBonjourを使っているので,ファイアウォールなどの設定が必要な場合があります。
 Bonjourではマルチキャストを使ってAppleの製品を探しているようで,具体的には udp/5353 をつかっているようです。このプロトコルはApple独自のようで,Multicast DNS という名前がつけられています。
 ブロードバンドルータなどでインターネットとの間にファイアウォール(NAT)があればPCのファイアウォールはなくてもさほど問題にはならないですが,最近はPCにもパーソナルファイアウォール(WindowsではWindowsファイアウォールという名前)を入れるのが定石なようなので,このポートだけファイアウォールに穴をあけるのがいいかもしれません。


No TrackBacks

TrackBack URL: http://mirahouse.jp/mtos/mt-tb.cgi/827

Leave a comment

About this Entry

This page contains a single entry by rnaito published on May 17, 2010 11:45 PM.

サブネットを超えてのファイル共有(Windows XP) was the previous entry in this blog.

Eye-Fi Explorer X2 is the next entry in this blog.

Find recent content on the main index or look in the archives to find all content.