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ケフェウス座 は,カシオペヤ座 のW字(M字)型の両端の星とはくちょう座 のデネブ(1等星),こと座 のベガ(0等星)を結んだあたりに横たわる,あまり目立たない星座です。カシオペヤ座 βと北極星を結んだ線上の一番明るい星がケフェウス座 γですから,この星から五角形をたどるとわかりやすいかもしれません。見頃は秋になりますが,天の北極に近いので,年中見ることができる星座です。
歪んだ五角形が目印で,α星が2等星,β・γ・ζが3等星,ιが明るめの4等星。都市部で探すのは難しいですが,歴史ある古い星座だけあって,それほど暗い星座でもありません。
ケフェウス座 を探すときは北を向くことになりますので,星図は北を下に,南を上に作っています。
ギリシア神話では,ケフェウスは古代エティオピア(現在のエチオピアとは異なる)の国王で,カシオペア王妃の夫,アンドロメダ姫の父親。カシオペヤ座,アンドロメダ座,ペルセウス座,ペガスス座,くじら座 と共に,秋の星座の物語を担います。
ケフェウス座 の星の名前については星のるつぼをご覧下さい。