☆1月の星空

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2007年1月の星空情報

 年明けのりゅう座 ι流星群は,例年1時間に50個程度の流星が期待できる大きな流星群ですが,今年は月が大きく条件最悪です。

 2月中旬にしし座を迎える土星が東の空で高く,だんだん見やすくなってきます。冬型気圧配置が緩んだ風のない日に望遠鏡を向けてみましょう。土星は,環の傾きが2009年に向かって小さくなりつつあります。

 7日の早朝,北海道の一部で,土星が満月を過ぎた月(月齢17.2)に隠される土星食が見られますが,他の地域でも,大きな月と土星が並んでいる光景が見られます。

 23日のうお座 60B.星の接食は2007年中もっとも条件の良い接食で,壱岐島北部・萩市・若狭湾・いわき市の北を通る線上で見られます。また,接食が起こる線より北では,星が月に隠される星食(えんぺい)となります。
 翌24日のうお座 δ星の星食は,北海道から沖縄までの全国で,4等星が月齢5.3の月に隠される姿が見られます。星は月の位部分に潜入し,明るい部分から出現します。潜入時刻は,札幌20h49.3m,東京20h51.6m,福岡20h45.4m。双眼鏡があると観測しやすいでしょう。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 とけい座(☆) ・ ペルセウス座
 【中旬】 エリダヌス座レチクル座(☆)
 【下旬】 おうし座 ・ かじき座(☆) ・ちょうこくぐ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82 (おおぐま座)


惑星用語の説明

天文現象
3満月満月:22時57分。
4
地球が近日点を通過:5時
りゅう座 ι流星群(四分儀座流星群)が極大:9時
6
小寒:2時40分。太陽の黄経が 285度になる。
7
土星食(潜入:稚内4時12分・釧路4時20分,出現:稚内4時33分・釧路4時41分)
水星が外合:6時
11下弦の月月が最遠:1時(視直径29分33秒)
下弦:21時45分
17
冬の土用の入り:21時19分,太陽の黄経が 297度になる。
19新月新月:13時1分
20
アルゴル極小:1時5分
大寒:20時1分。太陽の黄経が300度になる。
大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。
22
アルゴル極小:21時54分
月が最近:22時(視直径32分34秒)
23
うお座 60B.星(5.8等)の接食(南限界):19時25分
24
うお座 δ星(5.8等)の星食(潜入):20時51分
25
アルゴル極小:18時44分
26上弦の月上弦:8時1分

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