☆2012年11月の星空

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27日の金星と土星

2012年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。

 17日のしし座流星群極大は,新月直後の好条件です。
 母天体のテンペル・タットル彗星は,前回の回帰から10年以上が経過し,2年後の2014年には遠日点通過で現在地球から遠く離れています。このため流星数は期待できませんが,しし座流星群は火球が多く痕が残る高速の流れ星が特徴です。

 27日の明け方の空では金星と土星がほとんどくっつくように接近して見られます。朝5時半の東京の空を図にしておきましたが,12月上旬に西方最大離角を迎える水星も地平線高度4.5°のところに見えています。

 28日の満月は半影月食となりますが,本影に入る部分月食や皆既月食と違って肉眼では分かりにくい月食です。食の最大は23時33分ですので,できるだけ食の最大に近い時間帯に観察しましょう。写真に撮ると肉眼より観察しやすくなります。
 月食については 月食を見てみよう をご覧下さい。


南中する星座 (秋の星座秋の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座うお座ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
2
月が最遠:2時9分(視直径29分25秒)
5
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:4時36分
7下弦の月のイメージ立冬:9時26分。太陽の黄経が 225度になる。
下弦:9時36分
8
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:1時25分
10
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:22時14分
13
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時3分
14新月のイメージ新月:7時8分(オーストラリアなどで皆既日食。)
月が最近:19時22分(視直径33分25秒)
17
しし座流星群の極大(条件最良):19時
18
水星が内合:7時49分
20上弦の月のイメージ上弦:23時31分
22
小雪:6時50分。太陽の黄経が 240度になる。
26
海王星が東矩:21時50分
27
金星(-4.0等)が土星(+1.4等)の南0°34':14時13分
28満月のイメージ満月:23時46分(半影月食)
29
月が最遠:4時37分(視直径29分24秒)
30
オリオン座χ星(4.4等)の星食(出現):19時35分
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:23時57分

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