☆2013年11月の星空

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27日の金星と土星

2013年11月の星空情報

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。

 1日に東方最大離角を迎える金星が夕方の西空で観望好期です。
 18日明け方の水星の西方最大離角は,午前5時半の東京における地平選好度が8.6°。双眼鏡で東南東の空を探してみましょう。

 18日のしし座流星群極大は,満月と重なり条件最悪です。
 母天体のテンペル・タットル彗星は,前回の回帰から10年以上が経過し,来年(2014年)には遠日点通過で地球から遠く離れています。このため流星群の活動は低下しておりダストトレイルの予報もありませんので,今年の観望は期待できません。
 しし座流星群は火球が多く痕が残る高速の流れ星が特徴です。

 29日に近日点通過となる C/2012 S1 ISON彗星(アイソン彗星)は,ロシアの International Scientific Optical Network にて2012年9月21日に撮影した画像から発見された彗星です。
 この彗星は,発見時はまだ木星の軌道の外側だったにも拘わらず淡い尾が観測されており,近日点通過の頃には -10等級くらいの大変明るい彗星となる可能性が指摘されています。近日点通過の後,2013年12月下旬以降は周極星となり夕方と明け方の空で見られます。
 彗星については 彗星(すいせい) をご参照下さい。


南中する星座 (秋の星座秋の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 
 【中旬】 きょしちょう座(☆)
 【下旬】 アンドロメダ座うお座ちょうこくしつ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), M52 (カシオペア座), h-χ (二重星団,ペルセウス座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1
金星が東方最大離角:16時59分(-4.4等,離角47°.1)
りゅう座 R(周期246日,変光範囲6.7等-13.2等)が極大光度
2
水星が内合:3時25分
3新月のイメージ文化の日
新月:21時50分(アフリカ方面で金環皆既日食。)
6

月が最近:19時22分(視直径32分41秒)
7
土星が:14時39分
立冬:15時14分。太陽の黄経が 225度になる。
8
アルゴル型食変光星 カシオペヤ座RZ が極小:22時38分
10上弦の月のイメージアルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:1時57分
上弦:14時57分
12
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:22時46分
15
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時35分
18満月のイメージ満月:0時16分
しし座流星群の極大(条件最悪):1時
水星が西方最大離角:11時22分(-0.5等,離角19°5')
22
小雪:12時48分。太陽の黄経が 240度になる。
月が最遠:18時49分(視直径29分28秒)
2P/エンケ彗星が近日点を通過
下弦の月のイメージ下弦:4時28分
29
海王星が東矩:3時46分
C/2012 S1 ISON彗星が近日点を通過
30
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:3時40分

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