ベリーが突然逝ってしまったのが7月1日だったから,6月になったとき,あぁこの月が終わったら「一年前はまだベリーがいた」って思えなくなるんだな,と思った。
去年の春の健康診断でも問題なかったし,ベリーはいつも元気で楽しそうだったし,ここ数年は咳もしなくなっていたし,まさかあんなに突然別れの日が来るなんて夢にも思わず楽しく過ごした去年の6月だった。
去年の今日,6月16日は随分沢山の写真を撮った。
私の新しいスマホの試し撮りもかねてベリーを撮ったし,この日はベリーが楽しそうに動き回っていたから。
ここは,本当は行っちゃ行けない場所。
ぶらさがっている根付けの紐を囓ってご機嫌な声を出したり,たまに私の方を向いて自慢げにアジの開きポーズをしていた。
半年前の模様替え以降,最後までベリーのお気に入りの場所だった棚の上。
このお人形の服のレースは見事にフリンジにされた。
ベリー,どうせなら両方の袖をやってくれると助かったのに?
ケージの上の奥もお気に入りの場所だった。
ベリーが日々少しずつ囓っていたキムワイプの箱は,結局今も保管している。捨てられやしない。ベリーが囓った跡が残っているのだもの。
何故か,この局所排気装置の上もベリーはお気に入りだった。布を囓ってクルクル回って嬉しそうにしていた。ほんと何が気に入るやらわからない。
そして椅子の背の上も。
椅子にフンをされても困るし,椅子にかけられた服にフンをされても面倒ってことで,ベリー除けに広告紙など乗せていたが,効果があったのは最初だけ。
ベリーはすぐに慣れて,椅子の背から自慢げにこちらを見ていた。
君は何故そういつも自慢げだったのか? いや,自慢だったのではなく嬉しくて楽しくて,それを伝えてくれていたんだよね。
あぁ本当に,今日も今もいつまでもベリーに会いたいし,ベリーに会えないことが寂しくて辛くてたまらない。わかっていたことだったが,オカメインコの存在感というのは半端ないのだ。
もしも天国というものがあるならば,そこでベリーが楽しく過ごしていますように。
そして私がいつか行った時,私を見つけてくれますように。
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