変わらないもの

時が行きても変わらない
黄昏の街の魚を焼くにおい
夕暮れの夏雲の美しさ

変わらないものを探し
変わらないものに焦がれ
大気の海へと心を放つ

寂しいだけなのに
切ないだけなのに
変わらないものなんて

変わらないもの

You don’t know

  根拠のない気休め
  それは暴力だ

  逆らうこともできず
  ただ耐える

  いっそ捨て置いてくれ
  いっそ蔑んでくれ

  その方が傷つかない
  その方が救われる

You don't know

Midsummer’s dew

  Juno月の短い夜が明ける
  高く高く子午線をゆく光

  誰も思い出さないで
  どうか話しかけないで

  私はひとり朝露を飲む
  それだけでいい

Midsummer's dew

溶けて流れて

雨よ雨
もっと降って
わたしを溶かして

雨よ雨
もっと降って
わたしを流して

帰りたい
帰りたい
帰りたい

雨よ雨
もっと降って
わたしを帰して

もう疲れた
疲れたの

あなたは今も元気ですか