my dear memories

正解がない価値観を取捨選択する正解がない人生の中
正解がない感情に翻弄されて疲れ果て
たまに心の奥底で疼く正義感に気づいては
自分の無力さのあまり急いで蓋をする。

まぁいいよ。
自分が今とりあえず問題を回避しているのなら…。
 
思い出が甘美だったのは遙か昔。
今や自ら喜んで思い出の電源を引っこ抜く作業に明け暮れる。

疲れた身体と精神で最期まで抱いていられるものはなに?

坂の向こうにかつて住んだ街がある

金木犀も香らないこの街で

わたしはひたすら空を仰ぐ。

ただそこだけが知ってる場所だから。

ただそこだけが帰れる場所だから。

2016-10-14
2016-10-12
2016-10-08

痛みも風も幻で

失ったものは失ったもの。
泣いても嘆いても戻らぬことなど明白なのに、何故悲しむのか。

何故涙は諦めぬ。
何故物理的には健康な筈の胸が痛む。
何故身体は本人の事情を無視して全力で辛さを支援する。

全ては気持ちの持ちよう。
だから黙って淡々と乗り越えるがよかろう。

その頭脳の結論に何故心は従わぬ。

何もかも気のせい わたしは元気