知っていたわ最初から
守られるはずない約束だって
それでも何もないよりよかったわ
刹那の鎮痛剤にはなったもの
約束を果たしたかった心は真実
だからわたしは立っていられた
知っていたわ最初から
守られるはずない約束だって
それでも何もないよりよかったわ
刹那の鎮痛剤にはなったもの
約束を果たしたかった心は真実
だからわたしは立っていられた
宵闇の金粉に抱かれて
ひたすら君を追いかけよう
松の梢も
軒下の口づけも
溶けてゆく
消えてゆく
みんなみんな
ひとときの夢
みんなみんな
ひとひらの雪
凍えてしまえ
さむく冷たく
もっともっと
もう愛さない
誰も何も君も
愛しい日常
ただ同じように過ぎてゆけ
何も変わらなくていい
誰も何もみんなすべて
ただまわって同じように
誰も何も君も僕も
帰れない
帰らない
音のない世界
色のない無限
霞んでゆく
フォギーを纏う夢の果て