余光

  忘れた頃に夢を見る
  忘れた筈の眼差しを

  果てぬ想い彷徨いて
  届かぬ光追い求む

  夢の中は切なくて
  目覚めることも寂しくて

光は影

どれだけ時が過ぎたって

  いつか黄泉で会えるなら
  あゝもう一度会えるなら

  どうか謝らせてくれまいか
  償わせてくれまいか

  涙一筋
  青空に

  わかっているさ許されぬ
  責は地獄の底まで背負い抜け
 
空へ独唱

ひとりだね

  想いなんて気持ちなんて
  伝わらない伝わらないよ

  でもね
  本当に伝わった方がいい?

  もしかして
  伝わらないくらいで丁度いい?

月よ月

わたしは夢 (6)

  あなたはいた
  そこにいた
  確かにいた

  十年は風
  二十年は空
  五十年は幻で

  百年は夢
  そして今は夢
  今はもう夢

あの日へ続け