日本語じゃダメなとき

 母国語だからね、日本語は。
 表現の自由度が大きすぎるのです。

 心の中がぐちゃぐちゃで
 行き場が無くて苦しくて
 出てくるのは涙と泣き言ばかりだったら
 日本語は使えない。

 たぶん、溺れてしまうから。

夜を待つ

何も尋かないで

今だけ楽しく過ごしましょ
朝が私を消し去る刹那まで

そして静かに忘れてね

出口

この空の下

遠い時代を生きた貴方が見た空に
遙かな街で生きる貴方へ続く空に

感じるのだろう

昨日を今日を明日を未来を
今生きているということを

宵闇の星