六感

何故かそんな気がした

わたしは知らない
けれど知ってる

いつかどこか
知らない空の記憶が疼く

若葉

雨のにおい

たちこめる雨のにおい
君は空を見上げ佇んでいた
愛おしそうに

懐かしいにおいだね
声をかけることはできなかった
君の世界をこわすようで

いまは過去

身の丈

誠に残念ながら…
好きなものと似合うものは一致しないのです。

着る服も、
住む街も、
つきあう人も。

わたし

ひとつだけ

もしも君に会えるなら
伝えたいことがわんさとあるよ

そう思ってた

違ったね
伝えたいことは一つだけ

ゆく夏