☆2011年1月の星空

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2011年1月の星空情報

 2011(平成23)年は,平年。干支は辛卯(かのとう)です。
 今年も宜しくお願い致します。

9日明け方の金星と水星

 例年年始の空を飾るりゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)は,今年は新月と重なり好条件で見られます。1時間に30個程度の流星が期待できる大きな流星群ですが,極大のピークが鋭いことから極大時刻に観測条件が左右され,今年は午前10時の極大に向かって明け方流星が増えていく様子が見られます。

 9日には,明け方の東の空で金星と水星が同時に西方最大離角を迎えます。朝6時の東京で,金星の高度が地平線から26.6度,水星が8.1度。水星はかなり低いですが,それでも条件は良い方です。金星との位置関係で探しやすいですから,双眼鏡などを準備して挑戦してみて下さい。(図参照)


南中する星座 (冬の星座冬の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 とけい座(☆) ・ ペルセウス座
 【中旬】 エリダヌス座レチクル座(☆)
 【下旬】 おうし座 ・ かじき座(☆) ・ちょうこくぐ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82 (おおぐま座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1
元旦(日の出:札幌07:06,東京06:51,名古屋07:01,大阪07:05,福岡07:23)
4新月地球が近日点を通過:3時32分
りゅう座 ι流星群(四分儀座流星群)が極大:10時(条件最良)
新月:18時3分
部分日食(ヨーロッパ・アフリカ北部・アジア西部。日本では見られない。)
6
小寒:1時55分。太陽の黄経が 285度になる。
土星が西矩:6時3分
7
アルゴル極小:2時22分
9
金星が西方最大離角:1時2分(-4.4等,離角47度0,視直径24秒7)
アルゴル極小:23時12分
水星が西方最大離角:23時26分(-0.2等,離角23度3,視直径6秒6)
10
月が最遠:14時37分(視直径29分30秒)
12上弦の月アルゴル極小:20時1分
上弦:20時31分
9P/テンペル第1周期彗星が近日点を通過。
17
月の赤緯が最北:7時48分
冬の土用の入り:20時34分,太陽の黄経が 297度になる。
20満月満月:6時21分。
大寒:19時19分。太陽の黄経が300度になる。
大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。
22
月が最近:9時9分(視直径32分56秒)
26下弦の月下弦:21時57分
30
へびつかい座θ星(3.3等)の星食(福岡:出現):6時47分

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