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2011(平成23)年は,平年。干支は辛卯(かのとう)です。
今年も宜しくお願い致します。
例年年始の空を飾るりゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)は,今年は新月と重なり好条件で見られます。1時間に30個程度の流星が期待できる大きな流星群ですが,極大のピークが鋭いことから極大時刻に観測条件が左右され,今年は午前10時の極大に向かって明け方流星が増えていく様子が見られます。
9日には,明け方の東の空で金星と水星が同時に西方最大離角を迎えます。朝6時の東京で,金星の高度が地平線から26.6度,水星が8.1度。水星はかなり低いですが,それでも条件は良い方です。金星との位置関係で探しやすいですから,双眼鏡などを準備して挑戦してみて下さい。(図参照)
午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。
【上旬】 とけい座(☆) ・ ペルセウス座
【中旬】 エリダヌス座 ・ レチクル座(☆)
【下旬】 おうし座 ・ かじき座(☆) ・ちょうこくぐ座
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。
【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座)
【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
【銀河(系外星雲)】 M81・M82 (おおぐま座)
日 | 曜 | 月 | 天文現象 |
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1 | 土 | 元旦(日の出:札幌07:06,東京06:51,名古屋07:01,大阪07:05,福岡07:23) | |
4 | 火 | 地球が近日点を通過:3時32分 りゅう座 ι流星群(四分儀座流星群)が極大:10時(条件最良) 新月:18時3分 部分日食(ヨーロッパ・アフリカ北部・アジア西部。日本では見られない。) | |
6 | 木 | 小寒:1時55分。太陽の黄経が 285度になる。 土星が西矩:6時3分 | |
7 | 金 | アルゴル極小:2時22分 | |
9 | 日 | 金星が西方最大離角:1時2分(-4.4等,離角47度0,視直径24秒7) アルゴル極小:23時12分 水星が西方最大離角:23時26分(-0.2等,離角23度3,視直径6秒6) | |
10 | 月 | 月が最遠:14時37分(視直径29分30秒) | |
12 | 水 | アルゴル極小:20時1分 上弦:20時31分 9P/テンペル第1周期彗星が近日点を通過。 | |
17 | 月 | 月の赤緯が最北:7時48分 冬の土用の入り:20時34分,太陽の黄経が 297度になる。 | |
20 | 木 | 満月:6時21分。 大寒:19時19分。太陽の黄経が300度になる。 大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。 | |
22 | 土 | 月が最近:9時9分(視直径32分56秒) | |
26 | 水 | 下弦:21時57分 | |
30 | 日 | へびつかい座θ星(3.3等)の星食(福岡:出現):6時47分 |