☆2013年1月の星空

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2013年1月の星空情報

 2013(平成25)年は,平年。干支は癸巳(みずのとみ)です。
 今年も宜しくお願い致します。

 例年年始の明け方の空を飾るりゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)は1時間に30個程度の流星が期待でき,明るい流星が多く観察しやすい流星群です。
 極大は3日22時で,ちょうど輻射点が北東の空に顔を出した頃。この流星群は鋭い極大を描き,下弦前の明るい月が夜半過ぎて昇ってくるため条件はあまり良くありません。輻射点の上昇と共に流星群のピークも過ぎ去っていく感じですが明るい流星が多いことと冬場の透明度が期待できるため,流星観察は可能でしょう。
 防寒対策をしっかりして星空を見上げて下さい。

 年末年始に見ごろとなる C/2012 K5 リニア彗星の年始の明るさは6等級くらいです。彗星の6等級は恒星の6等級に比べると見えにくいので,できる限り空が暗いところで見てください。1月1日から5日にかけて ぎょしゃ座おうし座 方向に向かって通過します。


南中する星座 (冬の星座冬の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 とけい座(☆) ・ ペルセウス座
 【中旬】 エリダヌス座レチクル座(☆)
 【下旬】 おうし座 ・ かじき座(☆) ・ちょうこくぐ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82 (おおぐま座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1
元日(日の出:札幌07:06,東京06:51,名古屋07:01,大阪07:05,福岡07:23)
年末よりC/2012 K5 LINEAR彗星(5-6等級)が見ごろ
2
地球が近日点を通過:13時38分
3
りゅう座 ι流星群(四分儀座流星群)が極大:22時(条件悪)
5下弦の月下弦:12時58分
小寒:13時34分。太陽の黄経が 285度になる。
8
C/2011 F1 LINEAR彗星が近日点を通過
10
アルゴル極小:3時26分
月が最近:19時27分(視直径33分10秒)
12新月新月:4時44分
13
アルゴル極小:0時16分
14
成人の日
15
アルゴル極小:21時5分
17
冬の土用の入り:8時8分,太陽の黄経が 297度になる。
18
水星が外合:17時54分
アルゴル極小:2時54分
19上弦の月上弦:8時45分
20
大寒:6時52分。太陽の黄経が300度になる。
大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。
22
月が最遠:19時52分(視直径29分29秒)
27満月土星が西矩:4時37分
満月:13時38分。
29
246P/NEAT 彗星が近日点を通過

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