☆2014年1月の星空

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2014年1月の星空情報

 2014(平成26)年は,平年。干支は甲午(きのえうま)です。
 今年も宜しくお願い致します。

 例年年始の明け方の空を飾るりゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)は1時間に30個程度の流星が期待でき,明るい流星が多く観察しやすい流星群ですが,ピークが鋭い流星群なので,できるだけ極大近い時刻に観察するのがお勧めです。
 今年の極大は4日04時で,輻射点は北東の空高く,月明かりもなく最良の条件です。 明るい流星が多いことと冬場の透明度の良さもあって運が良ければ1時間に100個もの流星が流れるかもしれません。
 防寒対策をしっかりして星空を見上げて下さい。

 6日にふたご座で衝を迎える木星が観望好期です。
 木星は群を抜いて明るいですから,午後10時頃には南東の空高く輝いているのがすぐにわかると思います。木星は小望遠鏡でも縞模様や衛星の移動が分かりますので,できるだけ風のない,大気が安定した日に見てみましょう。ふたご座は位置が高いため,ふたご座での衝は大気の影響を受けにくく観察にも適します。縞模様のスケッチを続けると,目が慣れてだんだん模様が見えるようになってきます。

 31日の夕空で水星が東方最大離角を迎えますが,午後6時の東京での地平線高度が6.4°。かなり低い位置となります。西南西の地平線近くを双眼鏡で捜してみてください。


南中する星座 (冬の星座冬の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 とけい座(☆) ・ ペルセウス座
 【中旬】 エリダヌス座レチクル座(☆)
 【下旬】 おうし座 ・ かじき座(☆) ・ちょうこくぐ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M1 (かに星雲,おうし座)
 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】 M35 (ふたご座), M36・M37・M38 (ぎょしゃ座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M81・M82 (おおぐま座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1新月元日(日の出:札幌07:06,東京06:51,名古屋07:01,大阪07:05,福岡07:23)
新月:20時14分
準惑星 冥王星が:22時23分
2
月が最近:5時59分(視直径33分28秒)
4
りゅう座 ι流星群(四分儀座流星群)が極大:4時(条件最良)
地球が近日点を通過:20時59分
5
小寒:19時24分。太陽の黄経が 285度になる。
6
木星が:13時2分(ふたご座,-2.7等)
8上弦の月上弦:12時39分
11
金星が内合:9時55分
12
アルゴル極小:3時58分
13
成人の日
15
アルゴル極小:3時58分
16満月満月:13時52分。
月が最遠:10時53分(視直径29分23秒)
17
冬の土用の入り:14時7分,太陽の黄経が 297度になる。
アルゴル極小:21時37分
20
大寒:12時51分。太陽の黄経が300度になる。
大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。
アルゴル極小:18時26分
24下弦の月下弦:14時19分
30
月が最近:18時59分(視直径33分26秒)
31新月新月:6時39分
水星が東方最大離角:18時53分(-0.6等,離角18°.22)

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