ベリーがいなくなって半年が経った。
未だベリーがよくいた場所にベリーの幻影を見ながら会いたいなぁと思う。ベリーの面影を見つけてベリーを思い出して,ベリーがくれた習慣や価値観の中で今年も暮らしていくのだろうと思う。ベリーが20歳になる筈だった2023年。
まだベリーの最後の月の写真が残っている。最後の月に沢山のベリーの姿を残していたことは幸いだった。
新しく買ったスマホで撮ってみた写真。
この場所でごそごそとキムワイプの箱を囓ったりするのがいつも楽しそうだった。
私が撮ろうとすると,いつもカメラ目線。ベリーはスマホだろうがカメラだろうが「撮られる」という同じ行為であることを理解していたし,撮られる=愛でられると思っていたようで,カメラを向けると得意気で嬉しそうだった。
思えばどんなカメラもスマホも最初の撮影はベリーだった。
いつも被写体になってくれてありがとね,ベリー。
この場所も好きだったなー。
プラモデルの塗装用の局所換気装置だが,普段は布を被せてあるので布好きなベリーはここが楽しかったらしい。いつもこの場所でアジの開きポーズをとって「来てやったぜ!」ってな雰囲気で自慢げで嬉しそうにしていた。
椅子の背もたれにひっかけてあるフリースの服のさわり心地が良かったのか,この背もたれも好きだった。ここでフンをされて服につくと面倒なので,ベリー除けに広告紙を乗せていたが,だんだんそれも効き目が無くなっていた。広告紙なんて自分で蹴落としてしまうのだ。
この写真も今からそうするつもりだったのだろう。私の顔を見て得意気だ。
お気に入りの場所でまったり。
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