吹き抜けてゆければいいのに
緑の葉っぱと戯れて
続いてゆく空を追いかけて
遠くへ遠くへ遠くへ
心なんて消えてしまうほど
緑の葉っぱと戯れて
続いてゆく空を追いかけて
遠くへ遠くへ遠くへ
心なんて消えてしまうほど
たとえ抱きしめることができたって
触覚すら共有できない
ましてや心の痛みなど
届かない
いくら手を伸ばしても
闇を切り裂くベルの音
鳴り続けたベルの音
あんなにも待っていた
待っていたのに
耳をふさいだのは私
応えなかったのは私
ベルは今日も鳴り響く
あの夜を弔う心の底で
あぁ雨になろう
空へのぼって降り注ごう
あなたの笑顔が咲く街へ
緑を育て雲になろう
大気に溶けて虹になろう
あなたの記憶が待つ街で