闇夜の涙は星を仰ぐ

言葉も沈黙も
本音も虚言も
感性も理性も

気がつくと凶器

涙も笑顔も
真心も情熱も
裏切ってゆく

優しさはどこ
愛しさは

貴方に会いたい

The day of Leonids

今はただ、あなたの冷たさが心地よい。

若葉が優しい春の日に

     若葉の緑が優しかったから
     君を溶かしてしまおうと思った

     もう終わりだよ哀しみの時間
     僕は先に行ってるよ

若葉が優しい春の日に

途は続く。哀しみは忘却の魔法に預けよう。

Maple Avenue

Maple Avenue 君がいた
Maple Avenue 僕がいた

あたたかい
静かな時が流れてた

Maple Avenue 帰りたい
Maple Avenue 帰れない

君は消え
木々は色を失った

Maple Avenue 碧い夢
Maple Avenue 遠い日々

僕もゆく
セピアの欠片を握りしめ

Maple Avenue

去りゆく街角に遠い日の面影をさがす。

甘い甘い幻の中で

     彼女は立っていた
     海風に吹かれた夏の宵

     リネンのスカート軽やかに
     黒い髪は宵闇に溶け

     伸ばされた手に
     僕は僕は躊躇した

     夢も幻も去った闇の中
     残香に浸りて僕は生きる

甘い甘い幻の中で

色褪せた夕焼けも色褪せた君も見たくない。