みんなみんな去っていったよ 投稿日時: 2010/09/08 投稿者: じゅの 想い出の街 風の向こうに目をこらす欠片でもいい亡霊でもいい どうか見せてあの頃の夢生きた時間 願い儚く宙を舞いただ夕空は美しく乾いた風が吹き抜けた もう何もない誰も誰も想い出さえも 痛いほどの過去を知る
夜長月の迷い言 投稿日時: 2010/09/01 投稿者: じゅの また一つ 君のいない季節が増えました 僕はがむしゃらに漕ぎ出して オルフェウスのように振り返りたいのを我慢して ただ前だけを見て進んでいます 九月の海は静かです
棘の君 投稿日時: 2010/08/31 投稿者: じゅの 容赦なく残酷だった だけどそんな君から目が離せなかったんだ どうしようもなく真剣で たまらなく不器用で 湧き水のように澄んでいて 一点の悪意もない残酷さだったから 今ごろ君はどうしているだろう 変わることもできず泣いていないか 自分の残酷さに傷ついていないか
通りすがりのあの街に 投稿日時: 2010/08/24 投稿者: じゅの 通りすがりのこの街に 夢を託すよ精一杯 明日を希望を自分を愛し 心が逸るよ刹那を刻みつ いつか出て行く運命さえ 行く手に瞬く星になる 通りすがりの時間の中で 夢を紡いだ精一杯 不安を孤独を涙を見据え 心が駆けるよ息を切らしつ いつか過ぎ去る街の灯が 迷った心の糧だった 今は遥かなあの街に 今宵風となって帰ろうか