実家の母が新しいパソコンを買った。ネットワークの設定はケーブルテレビの業者に依頼したとのことだが、電話で「ランって何の略?」と尋ねられた。「設定のお兄ちゃんに聞いたら、何の略かは知らないけど、ただランって覚えておけばいいって言われた」らしい。
「Local Area Network、自宅のネットワークのことって思えばいいよ」と答えたら、英語に明るい母は納得したようだった。
そりゃね、LANが何の略か知らなくても必要な作業をすればネットワークは繋がるよ。でもネットワークの設定を生業にしている人が、その程度の知識も無くて良いのか!? 私はそんな人に自宅のネットワークいじってほしくないぞ。
…と思った時は他人事だった。
一昨日、我が家のレンタル光ルータが突然故障し取り替えてもらうことになった。ところが、ルータの交換にきた男性は、何とDHCPという単語を聞いたことすらないらしかった。
ルータの設定を生業にしている人がDHCPを知らない?! ありえないでしょ、それ。
もういいよ、アナタには我が家のネットワーク設定は不可能です。ルータだけ置いて帰ってください…。
何というか、勉強しようと思わないのだろうか? ものすごく超超初歩なこんな言葉すら知らずにどうしてそんな仕事をする勇気があるの?
開いた口がふさがらない私だった。こんなんなら、私の方が立派にネットワーク設定の仕事ができそうだ。