☆2008年8月の星空

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2008年8月の星空情報

 夏休みで星を見る機会が多くなる8月は,1日〜7日までスター・ウィークで,各地で星を見るイベントが開かれます。地域の情報などに注意しましょう。(スター・ウィークのホームページ

 海王星がを迎え,観望好期となります。海王星を捜すのは初心者には難しいですが,小望遠鏡で拡大すると,小さな小さな円盤状に見ることができます。

 毎年お盆休みの頃に極大が訪れるペルセウス座流星群は,今年は上弦を過ぎた少々大きめの月ですが,夜半以降は月明かりもなく条件がよくなります。できるだけ空が暗い場所で,寝転がって観察しましょう。1時間に60個くらいの流星が期待できます。観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。

 17日の部分月食は,食が始まるとすぐ月没となってしまいます。

8月17日の部分月食の月没時刻と月没時の食分
札幌仙台東京京都福岡那覇
4h42m4h52m5h01m5h19m5h43m6h04m
0.080.220.330.520.730.81

南中する星座 (夏の星座夏の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 へびつかい座ヘルクレス座りゅう座 ・ さいだん座(☆)
 【中旬】 へび座(尾部)
 【下旬】 こと座たて座みなみのかんむり座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M57 (環状星雲,こと座), M27 (あれい状星雲,こぎつね座)
 【散光星雲】 M8 (干潟星雲,いて座), M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座), M20 (三裂星雲,いて座), 他,天の川に多数
 【散開星団】 M21・M23・M24・M25 (いて座), M6・M7 (さそり座), 他,天の川に多数
 【球状星団】 M4・M80 (さそり座), M10・M12 (へびつかい座), M13・M92 (ヘルクレス座), M56 (こと座)
 【銀河(系外星雲)】 M51 (子もち星雲,りょうけん座), M101 (おおぐま座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1新月のイメージ新月:19時13分
皆既日食(シベリアから中国にかけて。日本絵は礼文島・利尻島・対馬で日没帯食)
7
旧七夕
立秋:12時16分。太陽の黄経が 135度になる。立秋以降は残暑見舞い。
9上弦の月のイメージ上弦:5時20分
11
月が最遠:5時(視直径29分32秒)
12
ペルセウス座流星群が極大:21時(条件良)
14
金星が土星の南0度14分を通過
15
海王星が:20時(+7.8等,やぎ座,視直径2秒3)
16
水星が土星の南0度42分を通過
17満月満月:6時16分
部分月食(日没帯食)
18
はくちょう座 流星群が極大
23
処暑:3時2分。太陽の黄経が 150度になる。
水星が金星の南1度15分を通過:14時
24下弦の月のイメージ下弦:8時50分
26
月が最近:13時(視直径32分24秒)
31新月のイメージ二百十日
新月:4時58分

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